「愛犬と話ができたらなぁ。」
みなさんはこんなこと思ったことありませんか?
犬を飼っていると、犬が見せるポーズや仕草でなんとなく言いたいことがわかってくるものもありますが、「本当のところはどうなのかな?」なんて考えたりもしますよね。
この記事では、少しでも愛犬の行動の意味や気持ちをひも解いて、愛犬が本当に言いたいことは何なのか考えていきます。
また、これまでの科学的知見に基づく研究や調査結果も含めて、犬が見せるポーズや仕草ごとに解説しています。
では詳しく見ていきましょう。
1.犬が見せるポーズ13パターン!その意味や気持ちは?
①口から舌を出してハァハァと言っている
ちゃこ
犬は人間のように、暑い時に全身から汗をかくことができません。汗をかけるのは足裏ぐらいです。
そのため、口から水分を蒸発させて体温を下げているんです。
また、口から舌を出してハァハァと言っているということは、大半の犬は暑いと感じていますので、熱中症予防のためにもこまめな水分補給をしてあげましょう。
さらに、興奮や緊張、不安を抱いているときにも同じようにハァハァと言うことがあるようです。
いつまでもハァハァと言っているときは、病気による体の発熱の可能性もありますので、動物病院で診てもらうようにしましょう。
②仰向けになってゴロンとお腹を見せている
ちゃこ
犬がおなかを見せてゴロンとあお向けになっているポーズは、とってもかわいいですよね。
でも、このポーズをしているときの犬の気持ちは「争いを避けたい」というものがほとんどです。
怒られたり、喧嘩や激しい取っ組み合いの遊びをした時に「降参します。仲良くしようよ」と言っているんです。
しかし、飼い主さんとじゃれているときにこのポーズを見せたら、それは「甘えたいよ。お腹をなでて。」と言っています。
相手に服従しているか、安心しきっているかの2パターンの意味や気持ちがあるのです。
③前のめりになっている
ちゃこ
犬が前のめりの態勢をとっているときは、重心も高く、体を大きく見せて強気であることをアピールしています。
逆に自信がなく、弱気な時は重心も低く、完全にふせの状態になり、最後には仰向けになってしまうこともあります。
④仰向けになって、体を地面にこすりつける
ちゃこ
散歩中や遊んでいるときに、突然仰向けになって体を床や地面にこすりつける謎の行動。
これは体についたニオイを、床にこすりつけたり、泥でカモフラージュしてとろうとしているからなんです。
例えば、体についたシャンプーのにおい、煙を浴びてついた焼肉のにおいなどです。
犬にとって、自分の体のニオイは大切な情報源であり自己ピールポイントなので、これがほかのニオイで消えてしまうのはとても嫌なんです。
ただし、あまりにもなかなかやめない場合は、ダニやノミが愛犬の体に寄生していることがありますので、お風呂できれいに流してあげて、一度動物病院で診てももらいようにしましょう。
⑤おしりを地面にこすり付けて前進する
ちゃこ
時々おしりを床や地面にこすりつけて、前足で前進することがあります。
ちょっとコミカルでクスッと笑ってしまうようなポーズですが、犬にとっては決して気持ちいいものではないようです。
その理由は肛門の周りがムズムズして気になるから。
ムズムズの原因はいろいろとあるようです。
おしりが汚れていたり、分泌液がついている場合は、おしりをしっかり洗ってあげたり、肛門しぼりをしてあげることで解決できますが、そのほかの場合は動物病院で一度見てもらうようにしましょう。
⑥ひっくり返ってお腹を見せながら、無防備なポーズで寝る
ちゃこ
犬を飼っていると、さまざまな寝姿を見ます。横向けだったり、丸まっていたり。
とくに、仰向けになり、お腹を見せながらひっくり返って寝ている姿は、なんとも愛らしいクスッと笑ってしまうようなポーズです。
理由は、単純に安心しきって爆睡しているときに、こういった無防備な姿で寝るようです。
逆に、体と頭を起こしたまま寝ているときは、何かあったらすぐに立ち上がれるようにしている状態で、まだ眠りが浅く、完全に眠っているわけではありません。
⑦足にしがみついて、腰を振る(マウンティング)
ちゃこ
犬が人間の足にしがみついて、腰を押し付けたり、振ってくることがあります。
これは性行動というよりも、犬が興奮しているときに見られるポーズです。
犬は人へは性的な魅力を感じることはありません。実際にオスだけではなくて、メスも腰を振ってくることがあります。
その理由はうれしくて興奮していることがほとんどです。
⑧首をかしげている
ちゃこ
時々、犬に話しかけていると、首を左右にかしげることがあります。
まるで、頭の上に「???」が浮いているような感じに見えます。
理由は、首をかしげることで耳の位置を変えて、飼い主が言っていることを正確に聞きとろうとしているからなんです。
人間が話すことだけではなくて、とても小さな音や人間には聞こえないような音域の音も正確に聞き取ろうとしているときは、耳の位置を変えるために首をかしげることもあります。
⑨飼い主のほうにお尻を向けてきて、くっつけてくる
ちゃこ
愛犬がお尻を向けて、くっつけてくることがあります。
なんでわざわざおしりをくっつけてくるんだろうって考えたことありませんか?
間違っても「失礼な奴!」とか「汚い!」なんて思ってはいけません。
なぜなら、それは、犬にとって本当に安心できて、信頼している人にだけ見せるポーズだからです。
考えてみたらそうですね。犬にとっておしりは急所。急所を前面にこちらに向けてきているのですから、安心と信頼がなければできませんよね。
これを知っていたら、これから愛犬がおしりをくっつけてきたら、なんだかうれしくなって、より愛おしくなってくるはずですよ。
⑩しっぽを後ろ足と後ろ足の間に巻き込む
ちゃこ
犬がしっぽを後ろ足同士の間に巻き込んでいることがあります。
これは、怖いと感じていて、「逆らいません。服従します」という意味。
散歩のときに乱暴に引っ張ったり、飼い主が犬を怒鳴りつけたりしたときに、怖いと感じてシップを巻き込んでしまいます。
もし、叱ったりしたつもりではないのに、しっぽを後ろ足同士の間に巻き込んでいるときは、愛犬は怖いと感じているかもしれませんので、より優しく、愛情を示す意識を持つといいでしょう。
⑪おじぎのようなポーズをする
ちゃこ
後ろ足は高い位置で伸ばしたまま、前足を低くして、まるでおじぎをしているようなポーズをすることがあります。
寝起きにするおじぎポーズについては、体を伸ばすストレッチの意味ですが、それ以外のときは少し違うようです。
それは、遊びに誘う時の典型的なポーズで、「プレイバウ」とも呼ばれるポーズです。
このプレイバウの場合は、おじぎに加えて、しっぽを左右に振っていることが多いようです。
遊びたくて仕方なくて、このポーズをした直後に走り出してしまうこともあります。
⑫前足で手招きポーズ
ちゃこ
犬がよくする前足で手招きするようなポーズ。
これは、甘えていたり、おやつなどのご褒美をもらっていたりしている場面で、「もっともっと」と催促するときに見せるポーズです。
とてもかわいいポーズですが、ポーズ見たさにおやつをあげすぎるとドッグフードを食べなくなったり、太ってしまうこともありますので注意しましょうね。
⑬伏せのようなポーズで寝そべる
ちゃこ
伏せのようなポーズで、顔までベターっと床にくっつけているとき。
まるで、少しすねてふくれているようにも見えますが、まさにそのとおりのようです。
中々遊んでもらえないときや、ごはんや好きなおやつが欲しい時にもらえなかったりすると、このポーズで拗ねているアピールをしているのです。
100%愛犬の要求にこたえてあげるのは難しいかもしれませんが、こうしたポーズを見せた時は愛情をもって、たくさんかまってあげるように意識するといいでしょう。
2.犬の仕草や行動21パターン!その意味や気持ちは?
①いつも玄関でお出迎えしてくれる
ちゃこ
犬の聴力は人間の6倍、聞き取れる範囲も4倍と言われています。
人間には聞こえない小さな物音や、聞こえてくる方向もわかるため、「この足音はご主人様だ!帰ってきた」と気づくことができるのです。
さらに最近の研究では、人間が出す微弱な電磁波も感じ取っていることがわかっています。
歩くときにはしている微弱な電磁波もその人によって違うため、飼い主の電磁波を感じ取り、「ご主人様が帰ってきた」と判断しているのです。
②何年も会っていなかったのに、嬉しそうに近寄ってきてくれる
ちゃこ
犬は何年も会っていなかった人に久しぶりに会っても、嬉しそうにしっぽを振りながら近寄ってくることがあります。
これは子犬の頃や、成犬になってからでも何回も会って遊んだことを覚えているからです。
たくさん遊んだ楽しい思い出や経験は、犬の脳にもインプットされています。
少しぐらい記憶が薄れていても会ったその瞬間に、楽しかった記憶がよみがえるというわけです。
しかし、これは人間が相手の場合限定の話。相手が犬の場合、犬友達のことは覚えていないことが多いそうです。
③飼い主の顔をペロペロ舐める
ちゃこ
犬が人間の顔をペロペロ舐めるのは、その人のことが大好きっていう親愛の気持ちから。
本来は、子犬が母犬の口の周りを舐めて、親愛の気持ちや甘えたい思いを伝えます。
犬が飼い主の顔を舐めるということは、愛犬が「お母さんと同じぐらい大好きだよ」っていうことなんです。
しかし、これには例外もあって、飼い主の口の周りに食べ物やそのにおい、塩分がついていても同じように舐めてきます。
また、精神的な不安や緊張を感じているときにも舐めてくるときがあります。
あまりにもしつこく舐めてくるときは、こちらの可能性も考えられるでしょう。
④うれションをしてしまう
ちゃこ
子犬の頃によくみられる「うれション」。
これは人のことが大好きな子犬によくみられる仕草です。
うれションをしてしまうのは、大好きな飼い主に会えた喜びのあまり、興奮してしまうからです。
うれションが子犬の頃に多いのは、子犬のうちは”尿道括約筋”が未発達であり、興奮するとこの筋肉がゆるんでしまうからだと言われています。
人が大好きで甘えん坊、寂しがり屋な子犬に多いですが、成犬になるにつれてなくなってくることが多いのもうれションの特徴です。
⑤クンクンとニオイを嗅ぎまわる
ちゃこ
犬はにおいをかぐことで、さまざまな情報を収集します。
そうすることで、好奇心が満たされて満足し、ストレス解消にもつながっていきます。
それは、私たちが普段の生活で、スマホや新聞を見てその日の出来事をチェックするのと同じことなんです。
自分のニオイのついた縄張りを確認したり、だれがいつその場所を通ったかということまで確認しています。
特におしっこや汗のニオイについては、いつどこの犬が来て、その犬がその時どんな体調だったのか、発情の状態や、オスなのかメスなのかまでわかると言われています。
お散歩中にこうした情報収集をするためにくんくん匂いを嗅ぐと、自身の犬もマーキングでおしっこをしやすくなります。
そのため、電柱や門柱などのマーキングをしてはいけない場所では、足早に通りすぎるようにしましょう。
⑥喧嘩(けんか)をしていると間に入って止める
ちゃこ
犬はもともと群れで仲間と協力し合って生活していました。
そのため、仲間の中での争いをできるだけ避けようとする性質があります。
ご主人様たちがけんかしていたら、犬にとっては緊張状態なのだと察知します。
間に入って止めようとするのは、争いごとをやめてほしいから仲裁に入っているというわけです。
時には、まったく注意が自分に向いていないときに、かまってもらいたくて間に入ってくることがあるようです。
ソファでくっついて座っている間に入ってきて、飼い主の腕の間に体を入れてきたり、前足や顔を飼い主の膝の上にのせたりしてくるのは、そういったかまってアピールの時なのです。
⑦家族の食事中に吠える
ちゃこ
家族が食事中に吠えるのは、犬が人間の食べ物を食べたいと要求しているときです。
過去に、一度吠えて人間の食べ物をもらえた経験をしてしまうと、また吠えたらもらえると思ってしまいます。
しかし、人間の食べ物の中には、玉ねぎやチョコレートのように、犬の体に良くないものや危険なものもあります。
また、人間の食べ物は、犬にとっては基本的に塩分や糖分も高すぎますし、犬の健康のために考えられたドッグフードや手作り食でない限り、必要な栄養成分や栄養摂取量も人間とは根本的に違います。
たとえ、吠えてほしがっても、人間の食べ物は与えないようにしましょう。
⑧布団の中に潜り込んでくる
ちゃこ
夜寝るときに、布団の中に潜り込んでくる愛犬は本当にかわいくて、愛犬の体温が人間にとっても暖かくて気持ちいいものです。
何よりそんな愛犬が可愛いですよね。
理由は様々あるようですが、単純に大好きな飼い主と一緒に眠りたい、においが落ち着く、くっついていると安心する、寒いから暖まりたい、一人だと寂しいといったものがあるようです。
しかし、毎日一緒に寝れればいいのですが、旅行や出張などで外出するときに一人で寝れないと困ります。
居心地のいいベッドや暖かい毛布など、寝心地のいい環境を整えて、基本的に愛犬が一人でも、ぐっすり安心して寝ることができるようにしてあげましょう。
⑨靴下を持ってきたり、ゴミ箱をあさったり、イタズラをする
ちゃこ
愛犬が洗濯物の口舌を持ってきたり、玄関にある靴を持ってきたり、ゴミ箱をあさったり、飼い主が困るようないたずらに悩まされたことはありませんか?
これは、おもちゃをかじっているときにかまってくれなくても、イタズラをすることで必ずかまってくれると思っているから。
たとえ叱られたって、愛犬にとってはかまってくれたと思って、イタズラを繰り返してしまうのです。
飼い主の洗濯物や靴がイタズラの対象になるのは、大好きな飼い主のニオイがつまっているからなんです。
そう考えるとなんだか可愛く愛らしく思えてきますが、イタズラが繰り返されると飼い主も困ってしまいます。
洗濯物を愛犬の手の届かない場所に置いたり、ゴミ箱はふたつきのものにするなど、イタズラができないよう工夫をしておきましょう。
⑩家具やソファをかじる
ちゃこ
愛犬が机の脚や、壁の角をかんだりしていたことは、子犬の頃から愛犬とずっと一緒に入れば経験がありますよね。
理由は、単純にヒマで家具で遊んでいるだけ。
特にお留守番が多かったり、散歩にもあまり行けなかったり、暇を持て余してしまいますし、ストレスも溜まって家具やソファをかんでしまうことがあります。
また、子犬の歯が生え始めたころは、歯がむずがゆくてついつい噛んでしまうことが多くあります。
愛犬がかじってもいいおもちゃを与えて楽しく過ごせるようにしたり、かじられて困る場所にはカバーを付ける、かじり防止スプレーを振って防御するなどのかじり防止対策をしておきましょう。
⑪インターホンの音に吠える
ちゃこ
愛犬がインターホンの音に吠えるのには、2パターンの理由があります。
「お客さんだ!」とうれしくて吠える場合と、「怪しい人が来た!」と警戒して吠える場合です。
吠えないようにするには、下記のようにインターホンの音に慣れさせるようにしていきましょう。
⑫自分のウンチを食べる
ちゃこ
犬が自分のウンチを食べてしまう食糞。
その理由は、犬が単純にウンチのニオイを美味しそうだと思ったり、試しに食べたらクセになったなどの場合が多いようです。
やめさせるには、ウンチをすぐに片づけてしまい、犬にとって食べる機会を排除する以外にありません。
⑬自分のしっぽを追いかけて、ぐるぐると回る
ちゃこ
犬は時々、自分のしっぽを追いかけてぐるぐると回ることがあります。
これは、興奮していたり、ストレスがたまっていたり、また退屈な時にも追いかけてしまうようです。
ほとんどの場合は、散歩などの運動を十分にさせてあげたり、飼い主が愛情たっぷりにたくさんかまってあげると解消します。
しかし、あまりにもクセになってぐるぐるしっぽを追いかけているときは、病気やケガなどからくるストレスが原因になっていることもありますので、長く繰り返すようであれば動物病院で一度診てもらいましょう。
⑭いつも震えている(チワワ限定)
ちゃこ
チワワって震えているイメージありませんか?
その理由にはいくつもあって、周りのあるものが怖くておびえていたり、寒くて震えていたりします。
しかし、時に低血糖や水頭症などの病気が潜んでいる事がありますので、心配なら動物病院で一度診てもらうといいでしょう。
⑮テレビを食い入るように見ている
ちゃこ
「愛犬がテレビを食い入るように見ているけど、内容はわかっているのかな?!」って思ったことはありませんか?
犬は動くものに敏感に反応して追いかける習性がありますので、内容を理解しているというよりかは、テレビに映っている動くものを一生懸命目で追っているというわけなんです。
逆に、動くものが映らなくなると、テレビに興味を失っていきます。
犬にとってテレビは、少なからず気分転換になっているようですので、食い入るように見ているときは納得いくまで見せてあげましょう。
⑯ごはんだよ!散歩に行くよ!の声に反応して嬉しそうに近寄ってくる
ちゃこ
愛犬に「ごはんだよ」、「散歩に行くよ」と声を飼えると嬉しそうに反応して近寄ってきませんか?
それは、言葉の意味は理解していなくても、犬はその言葉のあとに何をしてもらえるのか理解できているからなんです。
けなげに喜ぶ姿は本当に愛おしいですよね。犬にとってはすごく楽しみにしていることなのだと思います。
⑰自分よりも後に来た赤ちゃんに吠える
ちゃこ
今までは自分が100%注目されて可愛がられていたのに、赤ちゃんが来てからは、みんな赤ちゃんのほうに注目して大切にされている。
先にいた犬はそう思って、ヤキモチを焼いて赤ちゃんに吠えてしまうことがあります。
しかも、ほっておくと犬は気をひくために、イタズラをしてしまうかもしれません。
これを改善する方法はただ一つ。
それは、今までと同じように愛犬をかまってあげてかわいがることです。
そうすることで、やがては犬も赤ちゃんを自分と同じ家族の一員と認め、犬のほうから赤ちゃんを可愛がってくれるはずです。
また、吠えずに静かにしていたら、おやつなどのご褒美をあげることで、赤ちゃんと一緒にいるといいことがあると覚えさせるのも効果的な方法です。
⑱叱っているのにあくびをする
ちゃこ
叱っているのに、犬があくびをすることありませんか?
実は、犬は眠い時だけではなく、怖い時、不安な時、緊張しているときなどもあくびをする習性があります。
理由は、あくびをすることで緊張感を和らげたり、敵意がないことを示していると言われています。
⑲見つめると目をそらす
ちゃこ
愛犬が可愛くて、ついつい目を見つめちゃうけど、プイっと目をそらされることがあります。
理由は決して恥ずかしいからではなく、「降参。敵意はないです」の意味です。
犬は目を見つめられるのが得意ではありません。
それは、犬にとって見つめあうことは、敵と遭遇して緊張状態になっているのと同じことだからです。要は喧嘩を売られている状態と同じというわけです。
どれだけ犬が可愛くても、正面から見つめるのではなく、視線の方向以外から見てあげるようにしましょうね。
⑳犬同士でおしりのニオイをかぎあう
ちゃこ
他の犬に出会ったとき、犬同士でおしりのニオイをかぎあっていることがあります。
ニオイは犬どうお互いのことを知るための情報源がつまっています。
特におしりには、肛門腺から分泌液が出るようになっていて、さまざまな情報がつまっているんです。
まさに、おしりをかぎあうことは、犬社会にとって名刺交換のようなもの。
相手が嫌がっていないようなら、しばらくは挨拶だと思って見守ってあげましょう。
㉑夜になるとクンクン泣く
ちゃこ
夜になると急に、クンクンとなく出すことがあります。
それは、子犬の頃によくあることですが、寝るときに急に一人ぼっちになったことが寂しくて飼い主を呼んでいるんです。
特に、飼い始めた時は、子犬にとっても母犬や兄弟犬と離れて間もない時期。一人ぼっちになると不安になるのです。
できるだけ安心できるように、来たばかりの家で寝ることに慣れるまでは、寝室の横にベッドを置いて一緒の部屋で寝てあげたり、飼い主のニオイのする毛布やタオルを寝床にひいてあげましょう。
少しずつ、一人で寝ることにも慣れてくるはずです。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
このほかにも、犬にはたくさんのポーズや仕草があり、すべてに意味があるのはもちろん、その時の気持ちをストレートに伝えてきます。
とはいっても、だれもが犬の気持ちを100%理解することはできないかもしれません。
でも、少しでも犬のポーズや仕草を観察して、どんな意味や気持ちを表しているのかわかってあげることができれば、愛犬との距離は縮まり信頼関係も高まっていくでしょう。
すでに犬を飼っている飼い主のみなさんだけではなく、これから犬を飼おうと考えている皆さんにとっても、役立てていただけると嬉しく思います。
最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございます。