にっこり3兄弟
ちゃこ
可愛い愛犬が欲しがっていたら、飼い主としてはツイツイあげたくなるものですよね。
人間にとっても体にいい野菜となれば、なおさらのことですが、逆に犬が食べてはいけない野菜もあります。
ということは、飼い主さんは愛犬が食べてもいい野菜を勉強したほうがいいですね。
この記事を読めば、こんなことがわかります。
①犬が食べてもいい野菜(犬の体にもいい!メリットもわかる)
②犬が食べてはいけない野菜(犬が食べると危険!)
③犬に野菜を食べてもらう時の注意点
イヌニコ管理者ひろし
この記事の目次
【結論】犬が食べてもいい野菜【ほとんど大丈夫です】
犬が食べてもいい野菜は以下のとおりです。
※()は下ごしらえです。少しアクが強かったり、栄養を効率的に吸収できるようにするために必要になります。そのほかは生でも食べられますが、愛犬の好みによって、焼く、煮込むなどの調理方法を試してあげましょう。
ほとんどの野菜が食べられるのがわかりますね。
人間と同じように、犬にも野菜は健康維持にとても役立ってくれます。
あとで、野菜ごとにどんな健康維持に役立つか見ていきますが、その前に、反対に犬が食べてはいけない野菜を見てみましょう。
【要注意】犬が食べてはいけない野菜【下手をすると命にかかわります】
以下の野菜は犬が食べると、下手をすると命にかかわる危険なものです。
逆に食べてもいい野菜に比べると種類が少ないので、こちらを覚えればOKです。
代表的には、ネギ類全般とアボカドです。
犬が食べてはいけない理由を簡単にまとめると、以下のようになります。
ネギ類全般:血液中の赤血球を壊す成分が含まれている。食べると重症の貧血を引き起こし、命にかかわる危険な食べ物。
アボカド:嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こす成分が含まれている。
\犬が食べてはいけない食べ物についてはこちらの記事で詳しく解説しています/
犬が食べてもいい野菜のメリット【喜ぶ顔が見れるだけはありませんよ】
上記で説明したような犬が食べてもいい野菜は、もちろん人間と同じように健康維持効果があります。
それでは、野菜ごとに、どのような健康維持効果があるのか、簡単に見ていきましょう。
※あくまでも大事なのは、健康状態の維持です。病気・ケガ、体調不良などがすぐによくなる魔法のような効果はありあせんが、毎日健康的なコンディションを維持するために役立ってくれます。
にんじん
含まれる主な栄養素
β-カロテン、カリウム、鉄分、食物繊維、テルペン
健康を維持できる部位・効果
皮膚・粘膜の正常化、良質な腸内環境の維持・便秘改善、活性酸素の除去による生活習慣病の予防、貧血予防、鎮静作用(心が安定して落ち着きがでる)、健康的なコンディションの維持
かぼちゃ
含まれる主な栄養素
β-カロテン、ポリフェノール、セレン、食物繊維、ビタミンB・C・E
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、細胞の老化防止、良質な腸内環境の維持・便秘改善、疲労回復、健康的なコンディションの維持
ピーマン
含まれる主な栄養素
カプサンチン、ルチン、クロロフィル、β-カロテン、ビタミンC・E
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、細胞の老化防止、コレステロール値の正常維持、動脈硬化予防、丈夫な毛細血管の維持
セロリ
含まれる主な栄養素
食物繊維、β-カロテン、アピオイル、ビタミンC、フラボノイド、カリウム
健康を維持できる部位・効果
良質な腸内環境の維持・便秘改善、活性酸素の除去による生活習慣病の予防、食欲増進、健康的なコンディションの維持、動脈硬化予防、疲労回復、老廃物を排出するデトックス効果
小松菜
含まれる主な栄養素
クロロフィル、カルシウム、カリウム、β-カロテン、ビタミンC
健康を維持できる部位・効果
骨の強化、皮膚・粘膜の正常化、活性酸素の除去による生活習慣病の予防、貧血予防、良質な腸内環境の維持・便秘改善、コレステロール値の正常維持
ほうれん草
含まれる主な栄養素
鉄、銅、ビタミンB12・C、葉酸、β-カロテン、ルテイン、
健康を維持できる部位・効果
貧血予防、視力の維持、活性酸素の除去による生活習慣病の予防
結石ができた犬を治療後に、ほうれん草を食べさせても結石が再発しなかったという事例もあるぐらいです。
ですので、心配し過ぎる必要はなく、上記にあげた健康維持効果の恩恵のほうが大きいと思います。
白菜
含まれる主な栄養素
カリウム、食物繊維、ビタミンC、
健康を維持できる部位・効果
老廃物を排出するデトックス効果、良質な腸内環境の維持・便秘改善、利尿作用、皮膚・粘膜の正常化
キャベツ
含まれる主な栄養素
ビタミンC、キャベジン(ビタミンU)、β-カロテン、カリウム、食物繊維
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、胃粘膜の再生・強化、老廃物を排出するデトックス効果、良質な腸内環境の維持・便秘改善、利尿作用
たけのこ
含まれる主な栄養素
アスパラギン酸、チロシン、グルタミン酸、食物繊維
健康を維持できる部位・効果
老廃物を排出するデトックス効果、良質な腸内環境の維持・便秘改善、疲労回復、新陳代謝の活発化、老化防止
アスパラガス
含まれる主な栄養素
アスパラギン酸、ルチン、β-カロテン、ビタミンC、クロロフィル、食物繊維
健康を維持できる部位・効果
疲労回復、動脈硬化防止、老化防止、コレステロール値の正常維持、貧血予防、良質な腸内環境の維持・便秘改善
ブロッコリー
含まれる主な栄養素
スルフォラファン、食物繊維、クロム、ビタミンC、β-カロテン、葉酸、ルテイン
健康を維持できる部位・効果
老廃物を排出するデトックス効果、良質な腸内環境の維持・便秘改善、活性酸素の除去による生活習慣病の予防、視力の維持、貧血予防、血糖値の正常維持
キュウリ
含まれる主な栄養素
カリウム、ククルビタシンC、イソクエルシトリン、食物繊維、β-カロテン、ビタミンC
健康を維持できる部位・効果
利尿作用、鎮静作用(心が安定して落ち着きがでる)、良質な腸内環境の維持・便秘改善、活性酸素の除去による生活習慣病の予防
トマト
含まれる主な栄養素
リコピン、β-カロテン、α-リノレン酸、クエン酸、ビタミンC、カリウム
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、老化防止、疲労回復、良質な腸内環境の維持・便秘改善
なす
含まれる主な栄養素
アントシアニン、コリンカリウム、葉酸、食物繊維
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、老化防止、丈夫な毛細血管の維持、脳機能強化、血糖値の正常維持、疲労回復
オクラ
含まれる主な栄養素
無賃、ペクチン、食物繊維、カリウム、β-カロテン、カルシウム、鉄、ビタミンB・C
健康を維持できる部位・効果
バランスの良いミネラル補給、利尿作用、活性酸素の除去による生活習慣病の予防、良質な腸内環境の維持・便秘改善、血糖値・コレステロール値の正常維持、夏バテ予防
きのこ
含まれる主な栄養素
β-グルカン、エリタデニン、エルゴステリン、食物繊維、ナイアシン、ビタミンB・D
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、良質な腸内環境の維持・便秘改善、コレステロール値の正常維持、動脈硬化予防、骨の強化、皮膚・粘膜の正常化
大根
含まれる主な栄養素
ペルオキシダーゼ、食物繊維、グルコシレノート、ジアスターゼ、鉄、ビタミンC、β-カロテン(葉部分)
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、良質な腸内環境の維持・便秘改善、老廃物を排出するデトックス効果
かぶ
含まれる主な栄養素
食物繊維、ジアスターゼ、アリルイソチオシアネート、β-カロテン、ビタミンC、カルシウム、カリウム
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、良質な腸内環境の維持・便秘改善、老廃物を排出するデトックス効果、食欲増進
ごぼう
含まれる主な栄養素
食物繊維、イヌリン、ペルオキシターゼ、鉄、亜鉛
健康を維持できる部位・効果
良質な腸内環境の維持・便秘改善、活性酸素の除去による生活習慣病の予防、利尿作用、血糖値・コレステロール値の正常維持、老廃物を排出するデトックス効果
れんこん
含まれる主な栄養素
食物繊維、タンニン、ムチン、ビタミンC、カルシウム
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、動脈硬化予防、殺菌効果、コレステロール値の正常維持、良質な腸内環境の維持・便秘改善
じゃがいも
含まれる主な栄養素
カリウム、クロロゲン酸、食物繊維、ビタミンB・C
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、老化防止、皮膚・粘膜の正常化、血糖値の正常維持、塩分排出
さといも
含まれる主な栄養素
食物繊維、ムチン、ガラクタン、フィトスレロール、ビタミンB・C、カリウム
健康を維持できる部位・効果
良質な腸内環境の維持・便秘改善、胃粘膜の保護、疲労回復、健やかなコンディションの維持、血糖値・コレステロール値の正常維持
やまいも
含まれる主な栄養素
ジアスターゼ、ムチン、デオスコラン、カリウム、ビタミンB・C
健康を維持できる部位・効果
良質な腸内環境の維持・便秘改善、脂肪・糖分の吸収抑制、血糖値の正常維持、でんぷんの消化・吸収を助ける、健やかなコンディションの維持、食欲増進
さつまいも
含まれる主な栄養素
β-カロテン、アントシアニン、ヤラピン、ビタミンB・C・E、カリウム
健康を維持できる部位・効果
活性酸素の除去による生活習慣病の予防、老化防止、良質な腸内環境の維持・便秘改善、健やかなコンディションの維持
こんにゃく
含まれる主な栄養素
グルコマンナン、食物繊維、カルシウム、カリウム、
健康を維持できる部位・効果
良質な腸内環境の維持・便秘改善、老廃物を排出するデトックス効果、血糖値・コレステロール値の正常維持、動脈硬化予防、満腹感を得られる
昆布
含まれる主な栄養素
アルギン酸、フコキサンチン、フコイダン、カルシウム、β-カロテン、ヨウ素、食物繊維
健康を維持できる部位・効果
骨の強化、活性酸素の除去による生活習慣病の予防、良質な腸内環境の維持・便秘改善、脂肪・糖分の吸収抑制、動脈硬化予防、塩分排出、貧血防止、つややかな被毛
ひじき
含まれる主な栄養素
カルシウム、食物繊維、フコキサンチン、鉄、カルシウム、ヨウ素
健康を維持できる部位・効果
骨の強化、貧血防止、良質な腸内環境の維持・便秘改善、つややかな被毛、活性酸素の除去による生活習慣病の予防
犬が食べてもいい野菜はわかったけど、食べてもらう時の注意点はある?
野菜はそのままマルゴト食べさせてはいけませんよ【できるだけ細かく切りましょう】
犬に野菜を食べさせるときは、そのままマルゴトではいけません。
人間からすると大きめゴロゴロ野菜が美味しそうに思えますが、犬にとって大きすぎる野菜は、のどに詰まってしまうリスクがありますし、消化しきれないのです。
目安としては、ドッグフードと同じぐらい細かく切ってあげると、のどにも詰まらず、効率よく栄養を消化、吸収できるでしょう。
ほぼみじん切りということになります。
いくら細かく切っても、野菜の種や皮がそのまま消化されずにウンチとして出てくることがありますが、気にする必要はありません。
硬い部分がそのまま出てきているだけで、そのほかの柔らかい部分は吸収されているからです。
野菜を調理するときに味付けは必要ないです
野菜を煮たり焼いたり、料理として愛犬に与えることもあると思います。
美味しく食べてほしいですもんね。
でも、調理するときに味付けは必要ありません。
いや、決して味付けしてはいけません。
犬にとって人間の料理の味付けは、すぐに塩分過多になって体調を崩してしまいます。
また、濃い味付けを覚えてしまった犬は、ドッグフードを食べなくなってしまいます。
一度食べなくなると、もう一度ドッグフードを食べるようにするのには、とても骨が折れるんですよ。
市販の野菜ジュースはお手頃でもNGです
スーパーやコンビニでも野菜ジュースをお手頃に購入することはできますよね。
しかし、市販の野菜ジュースは人間用に作られていますので、犬が食べてはいけないタマネギなども含まれていることがあります。
また、飲みやすくするために、塩分や糖分が添加されていることもあります。
決して与えないようにしましょう。
【食べすぎ注意】野菜はドッグフードにも含まれています
野菜は水分がとても多いため、老廃物を体の外に排出する効果があります。
しかし、食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまうこともありますので、愛犬のウンチの形や硬さを毎日チェックして、食べる野菜の量を上手に調節してあげましょう。
また、基本的に愛犬の食事は、総合栄養食であるドッグフードで毎日の栄養をまかなえますし、ドッグフードには野菜も含まれています。
とはいえ、ドッグフードに少量の野菜をトッピングすることで、さらに愛犬の健康を維持できるようになります。
最初はほんの少しずつでもいいので、愛犬の体調や、食べたい野菜の好みをチェックしてあげましょう。
【まとめ】食べさせてはいけない野菜だけはしっかり覚えましょう
まとめると下記です。
- 長ネギ
- タマネギ
- あさつき
- しょうが
- ニラ
- らっきょう
- にんにく
- アボカド
- にんじん
- かぼちゃ
- ピーマン
- セロリ
- 小松菜
- ほうれん草
- 白菜
- キャベツ
- たけのこ【湯がく】
- アスパラガス
- ブロッコリー
- キュウリ
- トマト
- なす
- オクラ【湯がく】
- きのこ【湯がく】
- 大根
- かぶ
- ごぼう【湯がく】
- れんこん【湯がく】
- じゃがいも
- さといも
- やまいも
- さつまいも
- こんにゃく
- 昆布
- ひじき【水でもどす】
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