ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
のどに詰まる心配もなく、消化しやすくなります。
皮付きのままでも愛犬に与えて大丈夫ですが、皮がのどに引っ掛かり、窒息の危険がありますので、上記と同じく、小さく切ったり、すり潰したりして与えるようにしましょう。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のりんごを切って与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がりんごを食べても大丈夫です
上記のとおりですが、犬がりんごを食べても大丈夫です。
なぜなら、りんごの果肉と皮には、犬にとって体に良くない成分は含まれていないからです。
でも、下記でも解説していますが、りんごの種には毒性物質が含まれていますので、食べられません。
下記からは、愛犬がリンゴを食べるメリットや注意点を見ていきましょう。
犬がりんごを食べるメリット【栄養満点】
りんごは、食物繊維やクエン酸、リンゴ酸、ポリフェノール、カリウムなど栄養たっぷり。
昔から、「1日1個で医者いらず」と言われてきたほど、りんごは健康にいい果物として知られています。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
りんごに含まれている糖質は、良質なエネルギー源になります
りんごは、爽やかな甘さで、とても美味しいですよね。
犬にとっても同じで、とても食いつきがよく、ドッグフードの原材料にもよく使われている理由なんです。
また、りんごの甘みのもとである糖質が、そのまま愛犬の良質なエネルギー源になってくれます。
りんごの食物繊維が、腸内の健康を維持してくれます
りんごには、ペクチンという水溶性の食物繊維が、豊富に含まれています。
ペクチンは、腸内の乳酸菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑えてくれるため、良好な便通など、愛犬の腸内の健康を維持してくれます。
りんごに含まれるクエン酸とリンゴ酸が、毎日の元気を維持してくれます
りんごには、クエン酸とリンゴ酸が豊富。
クエン酸は疲労物質である乳酸の分解に作用し、乳酸が筋肉へ蓄積するのを防ぎます。
また、リンゴ酸は、疲労物質の代謝を促します。
さらに、リンゴに含まれる糖質とのトリプル効果で、体が疲れにくく、愛犬の毎日の元気を維持してくれます。
りんごにはポリフェノールなどの抗酸化物質が豊富。健康維持にピッタリです
りんごには、強い抗酸化物質のポリフェノールが豊富に含まれています。
また、リンゴの皮の赤い色素にはアントシアニン、果肉には、フラボノイドの一種であるケルセチンやカテキンを含み、愛犬の健康維持にピッタリの食材です。
普段の食事で、少量をおやつとして与えるといいでしょう。
りんごにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています!
りんごには、ビタミンCやカリウムといったビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの果物です。
特にカリウムは豊富に含まれていて、余分な塩分を体の外へ排出し、血圧を正常に維持してくれます。
愛犬の健康維持にピッタリですね。
では、下記からは、リンゴを愛犬に与えるときの注意点をチェックしてみましょう。
犬にりんごはOKでも、種はNGです
人間でも、りんごの種を食べる方は少ないかもしれませんが、犬にりんごを種ごと与えるのはNGです。
理由は、りんごの種には、「アミグダリン」という毒性物質が含まれているため、食べると中毒を起こす可能性があるからです。
ですので、私たち飼い主は、りんごの種を、犬にとっては異物だと認識しておき、愛犬にりんごを与えるときは、種を必ず取り除きましょう。
また、人間が食べたりんごの食べ残しは、すぐに片づけるか、愛犬の届くところに置かないようにして、絶対にりんごの種を誤飲しないようにしましょうね。
もし、愛犬がりんごの種を食べてしまったら、大丈夫だろうと思わずに、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。
アミグダリンとは・・・
梅、杏子、桃、ビワ、リンゴ、梨などの種や葉、果実などに含まれている毒性の物質です。
アミグダリンそのものに毒性はありませんが、動物の体内に入り加水分解されると青酸が発生し、食べた犬は中毒を起こしてしまいます。
犬がりんごを食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬にりんごを与えるときには、給与量に注意しましょう。
りんごには、果糖やブドウ糖が多く含まれていますので、与えすぎると肥満の原因にもなります。
ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして、りんごを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、りんごのエネルギーは、100gあたり61kcalです。
ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬にりんごを手作り食で与えてみる
りんごを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
りんごを切って与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、りんごを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
下記でも解説していますが、リンゴを皮のまま与えるときには、出来る限り小さく切ったり、すり潰したりして与えるのが、消化もしやすくオススメですよ。
りんごは皮にも栄養が満点なんです。
犬がりんごを食べるQ&A
りんごは皮ごとあげても大丈夫?
はい。大丈夫です。
ただし、皮ごと与える時は、小さく切るか、すり潰すなどして与えるようにしましょう。
りんごの皮がのどに引っ掛かり、窒息してしまう危険性があります。
それに、消化もしやすくなりますよ。
りんごを丸ごと与えても大丈夫?
いえ。愛犬にりんごを丸ごと与えるのはNGです。
大きすぎて、のどに詰まらせてしまうかもしれないからです。
また、種にも毒性物質が含まれていますので、しっかりと種を取り除いて、上記と同じく小さく切って与えるようにしましょう。
なお、りんごの表面には農薬が残っている可能性もありますので、しっかり洗ってから与えるようにしましょうね。
りんごジュースやリンゴ酢は与えても大丈夫?
大丈夫ですが、糖分が多くなるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
どうせあげるなら、りんごを丸ごとすり潰して与えるほうが、食物繊維も豊富ですし、より多くの栄養分を摂取できますのでオススメですよ。
りんごはアレルギーになりやすいの?
りんごは、ドッグフードの原材料にも使われていることからもわかるとおり、特にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】りんごの栄養成分表
参考に、りんご(皮付き)の栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 0.2g | 飽和脂肪酸 | 0.02g |
脂質 | 0.3g | 不飽和脂肪酸 | 0.05g |
炭水化物 | 16.2g | コレステロール | 0g |
灰分 | 0.2g | 食物繊維 | 1.9g |
水分 | 83.1g | エネルギー | 61kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 27μg | 葉酸 | 3μg |
ビタミンE | 0.4mg | ナトリウム | - |
ビタミンB1 | 0.02mg | カリウム | 120mg |
ビタミンB2 | 0.01mg | カルシウム | 4mg |
ビタミンB6 | 0.04mg | マグネシウム | 5mg |
ビタミンC | 6mg | リン | 12mg |
パントテン酸 | 0.05mg | 鉄 | 0.1mg |
ナイアシン | 0.1mg | - | - |
【まとめ】犬はりんごを食べれます【種はNG】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
のどに詰まる心配もなく、消化しやすくなります。
皮付きのままでも愛犬に与えて大丈夫ですが、皮がのどに引っ掛かり、窒息の危険がありますので、上記と同じく、小さく切ったり、すり潰したりして与えるようにしましょう。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のりんごを切って与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。