ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
β-カロテン、食物繊維などの栄養満点。
のどに詰まる心配もなく、消化しやすくなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のにんじんを加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がにんじんを食べても大丈夫です
上記のとおりですが、犬がにんじんを食べても大丈夫です。
なぜなら、にんじんの果肉には、犬にとって体に良くない成分は含まれていないからです。
でも、下記でも解説していますが、ニンジンジュースなどの加工品には、やや注意が必要です。
下記からは、愛犬がにんじんを食べるメリットや注意点を見ていきましょう。
犬がにんじんを食べるメリット【栄養満点】
にんじんには、β‐カロテン、α-カロテン、食物繊維、鉄、カリウムなど栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
にんじんに含まれるβ-カロテンが皮膚の健康や、健やかなコンディションの維持に役立ちます
活性酸素を除去するβ-カロテンが、野菜の中では飛びぬけて多いのがにんじんです。
β-カロテンは必要に応じて、犬の体の中でビタミンAに変換されます。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に維持してくれます。
また、体内の活性酸素を除去する働きがありますので、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます。
よく「犬ににんじんを与えると、ビタミンA過剰症になる」という話が出ます。 しかし、にんじんのβ-カロテンは、必要に応じてビタミンAに変換されますので、過剰症になる心配はありません。 とはいえ、どんな食べ物でも与えすぎには注意が必要です。 カロリー過多になったり、お腹がびっくりして、下痢になってしまったりするからです。
にんじんのα-カロテンが毎日の健康をサポートしてくれます
にんじんには、β-カロテンよりもさらに強力な活性酸素除去力を持つ、α-カロテンが含まれています。
β-カロテンとα-カロテンを同時に取ることが出来るにんじんは、愛犬の毎日の健康の維持には最適な食材です。
にんじんの食物繊維が、腸内の健康を維持してくれます
にんじんには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康を維持してくれます。
にんじんにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています!
上記で書きましたが、にんじんにはビタミンA(β-カロテン)やカリウムといった、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの野菜です。
特に、カリウムは豊富に含まれていて、余分な塩分を体の外へ排出し、血圧を正常に維持してくれます。
にんじんに含まれるテルペンで、心身ともに健康維持
にんじんに含まれるテルペンという物質は、強力な活性酸素除去力を持っています。
さらに、テルペンは神経系の安定に役立つので、落ち着きのない犬にも有効です。
にんじんを与えると、心身ともに、愛犬の健康維持に役立ちますね。
では、下記からは、にんじんを愛犬に与えるときの注意点をチェックしてみましょう。
にんじんは生でもOKですが、オススメはすり下ろす、茹でる、蒸すです
上記のとおり、にんじんは生で与えても大丈夫です。
なお、オススメの食べ方は下記のとおりです。
そうすることで、大きいまま飲み込んでしまい、のどに詰まるという心配もなくなります。
また、消化にも良くなります。
にんじんには、水溶性ビタミンも豊富に含まれていて、ゆで汁にビタミンが溶けだしているからです。
また、にんじんは、加熱して柔らかくしたとしても、小さく切って与えるようにしましょう。
そのほうが食べやすく、愛犬想いですよ。
にんじんを犬に与えても大丈夫か書いているサイトで、時々こういったことが言われています。
確かに、にんじんには、アスコルビン酸酸化酵素が含まれていて、ビタミンCを還元型から酸化型へ変えてしまいます。
そして、生のにんじんと一緒に食べた野菜や果物のビタミンCを破壊すると言われているのです。
しかし、ビタミンCは犬の体に入ったら還元型に戻りますので、必要以上に心配しなくても大丈夫です。生でもOK。
にんじんは皮ごと与えても大丈夫ですが、すり下ろすのがベスト
上記のとおりですが、にんじんには皮にも栄養分が詰まっていて、皮ごと愛犬に与えても大丈夫です。
ただし、皮は生でも加熱しても硬いので、皮ごと与えるときは、すり下ろして与えるのがベストです。
そのほうが食べやすく、消化にも良くなります。
注意点としては、皮ごと与えるときは、農薬や汚れが残っている可能性がありますので、よく洗ってから与えるようにしましょう。
にんじんは葉っぱも食べられます【栄養豊富】
実は、にんじんは葉っぱも食べられます。
にんじんの葉っぱには、犬の体に良くない成分は含まれておらず、果肉と同様、β-カロテンが豊富に含まれているからです。
果肉と同様、茹でる、蒸すなど加熱してから、小さく切って与えるようにしましょう。
とはいえ、スーパーで購入するにんじんには、ほぼ葉っぱの部分はカットされていて、付いてきませんけどね(笑)
犬がにんじんを食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬ににんじんを与えるときには、給与量に注意しましょう。
にんじんには、炭水化物と水分が多く含まれていますので、与えすぎると、肥満やお腹がゆるくなる原因にもなります。
ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして、にんじんを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、にんじん(生、皮付き)のエネルギーは、100gあたり39kcalです。
にんじんは野菜の中ではヘルシーですが、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬ににんじんを手作り食で与えてみる
にんじんを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
にんじんを切って与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、にんじんを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
犬がにんじんを食べるQ&A
にんじんは皮ごとあげても大丈夫?
大丈夫です。
にんじんには、皮の部分にも栄養が豊富に含まれています。
ただし、にんじんの皮は硬いため、細かく切ってあげるか、すり下ろしてから与えましょう。
にんじんは生のまま与えても大丈夫?
大丈夫です。
生のままのにんじんは、加熱するよりも硬いので、上記と同じく、細かく切るかすり下ろしてから与えましょう。
にんじんの加工品は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、油や糖分、塩分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
どうせあげるなら、味付けはせずに、生のにんじんを加熱して与えるほうが、フレッシュな栄養分を摂取できますのでオススメですよ。
ちなみに、にんじんの加工品は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。
にんじんはアレルギーになりやすいの?
にんじんは、ドッグフードの原材料にも使われていることからもわかるとおり、特にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】にんじんの栄養成分表
参考に、にんじん(生、皮付き)の栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 0.7g | 飽和脂肪酸 | 0.02g |
脂質 | 0.2g | 不飽和脂肪酸 | 0.06g |
炭水化物 | 9.3g | コレステロール | 0g |
灰分 | 0.8g | 食物繊維 | 2.8g |
水分 | 89.1g | エネルギー | 39kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 8600μg | ナイアシン | 0.8mg |
ビタミンE | 0.4mg | 葉酸 | 21μg |
ビタミンB1 | 0.07mg | ナトリウム | 28mg |
ビタミンB2 | 0.06mg | カリウム | 300mg |
ビタミンB6 | 0.10mg | カルシウム | 28mg |
ビタミンC | 6mg | マグネシウム | 10mg |
ビタミンK | 17μg | リン | 26mg |
パントテン酸 | 0.37mg | 鉄 | 0.2mg |
【おまけ】にんじんの葉っぱの栄養成分表
愛犬に与えることは少ないかもしれませんが、にんじんの葉っぱの栄養成分を書いておきます。
にんじんには、葉っぱにも栄養が詰まっているんです。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 1.1g | 飽和脂肪酸 | - |
脂質 | 0.2g | 不飽和脂肪酸 | - |
炭水化物 | 3.7g | コレステロール | 0g |
灰分 | 1.1g | 食物繊維 | 2.7g |
水分 | 93.5g | エネルギー | 18kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 1700μg | ナイアシン | 1.1mg |
ビタミンE | 1.1mg | 葉酸 | 73μg |
ビタミンB1 | 0.06mg | ナトリウム | 31mg |
ビタミンB2 | 0.12mg | カリウム | 510mg |
ビタミンB6 | 0.15mg | カルシウム | 92mg |
ビタミンC | 22mg | マグネシウム | 27mg |
ビタミンK | 160μg | リン | 52mg |
パントテン酸 | 0.43mg | 鉄 | 0.9mg |
【まとめ】犬はにんじんを食べれます【生、皮、葉っぱもOK】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
のどに詰まる心配もなく、消化しやすくなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のにんじんを加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。