ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
アスパラギン酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養満点。
必ず、焼いたり、湯がくなど加熱して、与えるようにしましょう。
硬く消化にも良くありませんし、胃や腸を傷つけたり、のどに詰まってしまうリスクありです。
のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
栗はかなり高カロリーですので、与えすぎると肥満の原因になりますし、体にも良くありません。
基本的に、1回に与える量は、1つぶ程度にしておきましょう。
糖分やカロリーの多い場合があります。
栗と言えば、お菓子やデザートですが、砂糖が多く使われていて基本的にはNGです。
味付けせずに、焼いたり、湯がくなどそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れるため、オススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬が栗を食べても大丈夫です【栄養満点】
上記のとおりですが、犬が栗を食べても大丈夫です。
なぜなら、栗には、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。
また、栗は昔から「かち栗」といって、縁起のいい食べ物とされ、日本人に愛されてきました。
とはいえ、犬に栗を与えるときは、与え方や給与量など注意点がありますので、下記から詳しく見ていきましょう。
犬が栗を食べるメリット【栄養満点】
栗には、アスパラギン酸、ビタミンB1、B6、C、パントテン酸、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、葉酸、リンなど栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
栗のアスパラギン酸が愛犬の疲れにくい体作りに役立ちます
アスパラギン酸は、その名のとおり、アスパラガスから発見された栄養成分ですが、実は、栗にはアスパラガスの1.6倍も豊富に含まれているんです。
アスパラギン酸は、アミノ酸の一種で、疲労物質である乳酸の代謝分解を促すことにより、疲れにくい体や、体力に維持に役立ちます。
さらには、アスパラギン酸は、漢方では免疫力を維持する食材としても考えられています。
また、上記の効果により、アスパラギン酸は栄養ドリンクにも使われています。
なおかつ、アスパラギン酸は、うま味を持つアミノ酸の一種ですので、愛犬の食いつきもいいんです。
栗に含まれているビタミンB1、B6が、疲れにくい体作りに役立ちます
栗には、ビタミンB1とB6が豊富に含まれています。
ビタミンB1は、糖質(炭水化物)を、ビタミンB6は脂肪やたんぱく質をエネルギーに変えるのを助ける働きがあります。
そして、ビタミンB1、B6の助けを借りて生み出されたエネルギーが、体内の疲労物質を溜まりにくくしてくれるため、愛犬の疲れにくい体作りに役立つんです。
また、上記によって生み出されたエネルギーは、精神的な不安定やイライラを和らげ、脳と神経の正常な働きを維持します。
栗のビタミンCが、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます
栗には、ビタミンCも豊富に含まれています。
ビタミンCと言えば、免疫力の維持に役立つことで有名です。
その理由は下記のとおりです。
また、上記以外にも様々な働きがあります。
このように、愛犬が健康的な毎日を過ごすため、必要不可欠な栄養成分なんです。
ちなみに、栗のビタミンCの含有量は、みかんに匹敵するほど豊富なんです。
栗に含まれるパントテン酸が、ストレスに強い体を維持します
栗には、パントテン酸というビタミンの一種が豊富に含まれています。
パントテン酸には、ストレスに立ち向かうための副腎皮質ホルモンが、体内で作られるのを助ける役割があります。
そのため、ストレスに強い体を維持します。
また、パントテン酸は、脂質や糖質、たんぱく質をエネルギーに変える役割があるため、愛犬の元気な毎日をサポートしてくれます。
栗に含まれる食物繊維が、腸内の健康を維持します
栗には、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康や、免疫力の維持に役立ちます。
ちなみに、栗の食物繊維の含有量は、さつまいもの約1.8倍と豊富です。
栗には、カルシウム、マグネシウム、葉酸、カリウム、リンなどのミネラルが豊富です
栗には、下記のようなミネラルがバランスよく含まれています。
特に、カリウムは、りんごの約4倍と豊富に含まれています。
【結論】犬は、栗の皮は食べられません【生もNG、小さく切る】
栗を犬に与えるときに気を付けることは、下記のとおりです。
これは人間でも同じで、あまり食べる人はいませんよね。
栗の皮は、硬く消化にも良くありませんし、胃や腸を傷つけたり、のどに詰まってしまうリスクがあります。
ですので、栗の皮は取り除いてから、与えるようにしましょう。
栗の果実は、生のままだと硬いため、必ず、焼いたり、湯がくなどして、加熱してから与えるようにしましょう。
栗は、加熱しても、ビタミンが壊れたり、水に流出しにくいと言われています。
理由は、炭水化物が豊富で、デンプンがビタミンを保護するからです。
食べやすくなり、消化にも良くなりますし、のどに詰まってしまう危険もなくなります。
上記から、結論、栗を愛犬に与えるときは、焼いたり、湯がくなど加熱し、皮を取り除いてら、食べやすいように小さく切って与えましょう。
栗の皮は鬼皮と渋皮がある【どちらも取り除く】
上記でも、栗の皮は取り除いてから、愛犬に与えると書きましたが、栗の皮には、下記の2種類があります。
鬼皮については、私たち人間も、硬くてとても食べられませんよね。
ちなみに、渋皮には、タンニンというポリフェノールの一種が含まれています。
タンニンには、下記のような役割があります。
このように上記を見ると、栗を、渋皮ごと愛犬に与えたくなりますよね。
でも、鬼皮よりも薄いとはいえ、結局は食べにくく、消化にも良くありませんので、キレイに剥いてあげたほうがいいでしょう。
犬が栗を食べるときの給与量【肥満に注意です】
栗は、犬の食いつき抜群の果物です。
犬の喜ぶ顔がうれしくて、ついついたくさん与えてしまがちですが、犬に栗を与えるときには、給与量に注意しましょう。
与えすぎると、肥満の原因にもなるからです。
ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして栗を与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、栗のエネルギーは、100gあたり164kcalです。
栗は、かなりカロリーが高いため、犬に栗を与えるときは、一つぶ程度の少量にとどめておき、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬に栗を手作り食で与えてみる
栗を、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
栗を、小さく切って与えるだけでも十分おいしいのですが、下記のサイトで、栗を使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
犬が栗を食べるQ&A
栗は、皮ごとあげても大丈夫?
いいえ、皮はNGです。
栗の皮は硬く、消化にも良くありませんし、のどに詰まってしまうこともありますので、絶対に与えないようにしましょう。
栗は生のまま与えても大丈夫?
いいえ。NGです。
栗は生のままだと硬いため、食べられません。
必ず、焼いたり、湯がくなどして加熱しましょう。
また、上記のあと、小さく切ってから与えるようにしましょう。
のどに詰まってしまう危険もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなりますよ。
栗を使った料理は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、塩分、油脂分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
人間と同じ味付けは、基本的には、犬には甘すぎますし、濃すぎます。
栗は、余計な味付けはせずに、焼いたり湯がくなど加熱して、小さく切って与えるのがオススメです。
ちなみに、栗を使った料理は下記のようなものがありますね。
栗と言えば、お菓子やデザートですが、砂糖が多く使われており、基本的にはNGですが、参考にどうぞ。
栗はアレルギーになりやすいの?
栗が、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】栗の栄養成分表
参考に、スーパーなどで一般的に購入できる栗の栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 2.8g | 飽和脂肪酸 | 0.09g |
脂質 | 0.5g | 不飽和脂肪酸 | 0.30g |
炭水化物 | 36.9g | コレステロール | 0g |
灰分 | 1.0g | 食物繊維 | 4.2g |
水分 | 58.8g | エネルギー | 164kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 37μg | ナイアシン | 1.0mg |
ビタミンE | 0.3mg | 葉酸 | 74μg |
ビタミンB1 | 0.21mg | ナトリウム | 1mg |
ビタミンB2 | 0.07mg | カリウム | 420mg |
ビタミンB6 | 0.27mg | カルシウム | 23mg |
ビタミンC | 33mg | マグネシウム | 40mg |
ビタミンK | 1μg | リン | 70mg |
パントテン酸 | 1.04mg | 鉄 | 0.8mg |
アミノ酸については下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
イソロイシン | 90mg | バリン | 120mg |
ロイシン | 150mg | ヒスチジン | 61mg |
リジン | 130mg | アルギニン | 240mg |
メチオニン | 35mg | アラニン | 150mg |
シスチン | 36mg | アスパラギン酸 | 700mg |
フェニルアラニン | 91mg | グルタミン酸 | 350mg |
チロシン | 47mg | グリシン | 110mg |
スレオニン | 92mg | プロリン | 90mg |
トリプトファン | 33mg | セリン | 89mg |
【まとめ】犬は栗を食べても大丈夫です【生、皮はNG、カロリーが高いため、与える量に注意です】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
アスパラギン酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養満点。
必ず、焼いたり、湯がくなど加熱して、与えるようにしましょう。
硬く消化にも良くありませんし、胃や腸を傷つけたり、のどに詰まってしまうリスクありです。
のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
栗はかなり高カロリーですので、与えすぎると肥満の原因になりますし、体にも良くありません。
基本的に、1回に与える量は、1つぶ程度にしておきましょう。
糖分やカロリーの多い場合があります。
栗と言えば、お菓子やデザートですが、砂糖が多く使われていて基本的にはNGです。
味付けせずに、焼いたり、湯がくなどそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れるため、オススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。