ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
のどに詰まらせる危険あり。消化もできません。
必ず加熱調理が必要です。
消化しやすくなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のとうもろこしを、味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がとうもろこしを食べても大丈夫です
上記のとおりですが、犬がとうもろこしを食べても大丈夫です。
なぜなら、とうもろこしには、犬にとって体に良くない成分は含まれていないからです。
また、ドッグフードの原材料としても使われる場合は、とうもろこし以外にも、コーングルテンといってとうもろこしの加工品が使用されている場合もあります。
コーングルテンとは・・・
とうもろこしの種子から、でんぷんを取り除いたもの。
コーングルテンの60%はたんぱく質であることから、とうもろこし蛋白(たんぱく)、とうもろこし粉、コーングルテンミール(CGM)、コーンミールとも呼ばれます。
犬がとうもろこしを食べるメリット【栄養満点】
とうもろこしは、世界三大穀物とも呼ばれ、栄養たっぷり。
では、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
とうもろこしは甘くておいしい!良質なエネルギー源になります
とうもろこしは甘くてとても美味しいですよね。
犬にとっても同じで、とても食いつきがよく、ドッグフードの原材料にもよく使われている理由なんです。
また、必須アミノ酸が豊富に含まれていて、このとうもろこしの甘みがそのまま良質なエネルギー源になってくれます。
とうもろこしの「ゼアキサンチン」が健康的なコンディションを維持します
とうもろこしの黄色い色素には、「ゼアキサンチン」という抗酸化物質が含まれています。
そのため、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます。
とうもろこしのコーン油が血管の健康維持に役立ちます
とうもろこしから作られるコーン油には、リノール酸、ビタミンEが多く含まれています。
リノール酸やビタミンEは、血液や血管の健康維持に役立ってくれる栄養素です。
また、リノール酸は、皮膚のバリアを保ってくれたり、亜鉛と一緒に取ると、被毛のコンディション維持に効果があります。
とうもろこしには食物繊維が豊富です【胃腸にいい】
とうもろこしには食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、毎日の排便をサポートし、胃腸の健康維持を助けてくれます。
ビタミン、ミネラルが豊富に含まれている!
とうもろこしには、ビタミンBや葉酸、ビタミンE、マグネシウムやカルシウム、カリウムといったビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの穀物。
愛犬の健康を維持にピッタリです。
犬にとうもろこしはOKでも、芯はNGです
上記のとおりですが、いくら、とうもろこしが美味しそうでも、人間と同じように、とうもろこしを芯ごと与えるのはNGです。
理由は下記のとおりです。
上記のとおりですので、とうもろこしの芯は、犬にとっては異物だと認識しておいた方がいいです。
絶対に、とうもろこしの芯を誤飲しないように、愛犬の届くところに置かないようにしましょうね。
もし、愛犬がとうもろこしの芯を飲み込んでしまったら、最悪の場合、命に関わりますので、大丈夫だろうと思わずにすぐに動物病院を受診するようにしましょう。
参考に、犬がとうもろこしの芯を誤飲してしまったときの症状を記載しておきます。
呼吸困難、意識障害、腹痛、下痢、便秘、嘔吐、腹部膨満、元気がない
チェックしておきましょう。
犬がとうもろこしを食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬にとうもろこしを与えるときには、給与量に注意しましょう。
与えすぎると肥満の原因にもなります。
ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして、とうもろこしを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、茹でた場合のとうもろこし(スィートコーン)は、100gあたり99kcalです。
ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬にとうもろこしを手作り食で与えてみる
とうもろこしを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
料理サイト「クックパッド」で、とうもろこしを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
下記でも解説していますが、上記サイトでも、とうもろこしはそのままの形で調理していますが、フードプロセッサーなどで細かくしたり、すり潰したりして与えるのが、消化もしやすくオススメですよ。
犬がとうもろこしを食べるQ&A
とうもろこしは消化できない?
そんあことはありませんよ。とうもろこしは消化できます。
ただし、私の経験上、とうもろこしが消化されずに、愛犬のウンチと一緒に、そのままの形で出てきたことがあります。
そのため、茹でた後に、フードプロセッサーなどで細かくしたり、すり潰したりして与えるのがおすすめです。消化しやすくなります。
とうもろこしは生では食べられない?
はい。生では食べられません。
生のとうもろこしは、皮がとても硬く、消化しにくいからです。
塩ゆでは、塩分が多くなってしまうからNG?
いいえ、塩ゆででも大丈夫です。
とうもろこしを塩ゆでするときの、塩の量は非常に少ないため、犬の体の負担になるようなことはありません。
あえて、塩ゆでする必要はないかもしれませんが、間違えて塩ゆでしたとうもろこしを愛犬に与えてしまっても、心配しなくても大丈夫ですよ。
とうもろこしはアレルギーになりやすいの?
とうもろこしは、ドッグフードの原材料にも使われていることからもわかるとおり、特にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】とうもろこしの栄養成分表
参考に、とうもろこし(私たちがスーパーでよく購入するスィートコーン)の栄養成分を見てみましょう。
ちなみに、先ほども解説しましたが、とうもろこしは生では食べられません。
したがって、下表は、とうもろこしを茹でた場合の数値(100gあたり)になりますのでご了承くださいね。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 3.5g | 飽和脂肪酸 | 0.26g |
脂質 | 1.7g | 不飽和脂肪酸 | 1.03g |
炭水化物 | 18.6g | コレステロール | 0g |
灰分 | 0.8g | 食物繊維 | 3.1g |
水分 | 75.4g | エネルギー | 99kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 49μg | ナイアシン | 2.2mg |
ビタミンE | 1.2mg | 葉酸 | 86μg |
ビタミンK | 0μg | ナトリウム | 0mg |
ビタミンB1 | 0.12mg | カリウム | 290mg |
ビタミンB2 | 0.10mg | カルシウム | 5mg |
ビタミンB6 | 0.12mg | リン | 100mg |
ビタミンC | 6mg | 鉄 | 0.8mg |
パントテン酸 | 0.51mg | マグネシウム | 38mg |
アミノ酸については下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
イソロイシン | 110mg | バリン | 160mg |
ロイシン | 320mg | ヒスチジン | 82mg |
リジン | 160mg | アルギニン | 140mg |
メチオニン | 77mg | アラニン | 270mg |
シスチン | 63mg | アスパラギン酸 | 300mg |
フェニルアラニン | 140mg | グルタミン酸 | 470mg |
チロシン | 110mg | グリシン | 140mg |
スレオニン | 130mg | プロリン | 260mg |
トリプトファン | 31mg | セリン | 160mg |
【まとめ】犬はとうもろこしを食べれます【芯と生はNG】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
のどに詰まらせる危険あり。消化もできません。
必ず加熱調理が必要です。
消化しやすくなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のとうもろこしを、味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。