>>健康にいい愛犬のためのドッグフードはこちら<<

【結論】犬はナスを食べても大丈夫です【生も皮もOK、ヘタや茎はNG】

【結論】犬はナスを食べても大丈夫です【生も皮もOK、ヘタや茎はNG】

前に、飼い主さんが美味しそうに食べていた、ナスがとても気になります! 私たち犬も食べれるのかなぁ。

ちゃこ

にっこり3兄弟

はい、じゃあ、私たちもナスを食べてもいいのか、詳しく見ていきましょう。

上記のとおりです。

イヌニコ管理者ひろし

こういった疑問について、愛犬の健康維持や、喜ぶ顔が見たい飼い主のみなさんのために、犬の管理栄養士、ドッグヘルスアドバイザーの私がお答えします。

結論から言ってしまうと

  • 犬がナスを食べても大丈夫です。
    ナスニン(アントシアニン)、クロロゲン酸、コリンなどの栄養満点。
  • ナスは、生でも皮付きでも食べられます。
    皮は特に栄養満点。
    ただし、皮は少し硬いので、焼くなど加熱して与えるのがおすすめです。柔らかくなるからです。
  • ナスの茎や葉、ヘタは食べられません。
    消化にも良くありませんし、のどに詰まってしまうリスクあり。
    毒性成分のアルカロイドも含まれています。
  • ナスは、小さく切ってから与えましょう。
    のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
  • ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして与える場合は、給与量に注意しましょう。
    ナスはヘルシーですが、とはいえ、与えすぎると肥満の原因になりますし、体にも良くありません。
  • ナスを使った料理には注意しましょう。
    塩分、油脂分、カロリーの多い場合があります。
    味付けせずに、生か、焼くなどそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。

では、下記から詳しく見ていきましょう。

【結論】犬がナスを食べても大丈夫です【栄養満点】

上記のとおりですが、犬がナスを食べても大丈夫です。

なぜなら、ナスには、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。

よく、「秋ナスは、嫁に食わすな」と言いますが、これは、「秋ナスは嫁に食わすにはもったいないほど美味しい」という意味が込められていて、犬にとっても、とても食いつきのいい野菜です。

とはいえ、犬にナスを与えるときは、与え方や給与量など注意点がありますので、下記から詳しく見ていきましょう。

犬がナスを食べるメリット【栄養満点】

ナスには、ナスニン(アントシアニン)、クロロゲン酸、コリン、食物繊維、カルシウム、ビタミンC、カリウム、葉酸など栄養たっぷり。

では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。

ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。

ナスのナスニン(アントシアニン)が愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます

ナスには、強力な活性酸素除去力を持つナスニンが含まれています。

ナスニンは、ナスの特徴でもある青紫の色素成分で、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種です。

ナスニンには、体内の活性酸素を除去する働きがありますので、愛犬健康維持や、若々しい体の維持に役立ちます。

ちなみに、ナスニンは、特に皮に近い部分の豊富に含まれていますので、皮も一緒に愛犬に与えてあげると、効率的にナスニンを取り入れることが出来ますよ。

 

ただし、ナスの皮は硬くて食べにくいため、焼いて柔らかくしてあげるか、細かく切って与えるようにしてあげましょう。

ナスのクロロゲン酸が、健康的な毎日を維持します

ナスには、クロロゲン酸が豊富。

クロロゲン酸はコーヒーにも含まれている健康成分で、ポリフェノールの一種です。

クロロゲン酸には、糖質の吸収を穏やかにして血糖値の上昇を抑えたり、体内の活性酸素を取り除く抗酸化作用があります。

ちなみに、クロロゲン酸は、皮付きのまま調理することで、ナスからの流出を最小限に抑えることが出来ます。

ナスのコリンが、血液の健康を維持したり、脳の働きを助けます

ナスには、コリンという成分が含まれています。

コリンには、血中のコレステロールが血管にたまるのを抑えたり、脳の神経伝達物質の働きを正常に維持する役割があります。

ナスに含まれる食物繊維が、腸内の健康を維持します

ナスには、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康を維持してくれます。

ナスは、カルシウム、マグネシウム、葉酸、カリウム、リンなどのビタミン、ミネラルが豊富です

ナスには、下記のようなビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。

  • カルシウム:骨や歯を作る。他に興奮や緊張を抑えたり、血液が固まるのを助ける。
  • マグネシウム:エネルギーの代謝を助ける。他に興奮や緊張を抑えたり、疲れにくい体作りに役立つ。また、カルシウムの働きを助ける。
  • 葉酸:ビタミンB12と協力して血液を作る別称「造血のビタミン」。血中コレステロールの正常維持。
  • カリウム:利尿作用により余分な塩分を体の外へ排出、血圧を正常に維持。
  • リン:カルシウムと結合し、骨や歯の主成分となる。脳や神経、筋肉の機能を正常に維持する

ナスは水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ

ナスは、全体の約90%以上が水分です。

また、ナスはその美味しさから、犬にもとても食いつきがよく、大好きな野菜ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。

ナスには、炎症を和らげたり、お口の健康を維持できる

ナスには、抗炎症作用のあるプロテアーゼインヒビターという成分が含まれていて、食べるだけではなく、外用としても活用できる野菜です。

ナスを細かく切ったり、生のナスをすり下ろして作ったしぼり汁を、ガーゼやティッシュに含ませて、パックのようにして皮膚に張り付けると、炎症が和らぐことがあります。

また、上記のようなしぼり汁や、ナスのヘタを真っ黒になるまでカリカリに焼いて、歯ブラシにつけて歯を磨いてあげると、口臭を防いだり、葉の健康維持に効果的です。

【結論】犬は、ナスの茎、葉、ヘタは食べられません【生でもOKですが、果肉は皮付きで小さく切る】

ナスを犬に与えるときに気を付けることは、下記のとおりです。

  • 犬は、ナスの茎、葉、ヘタを食べられません。
    これは人間でも同じで、あまり食べる人はいませんよね。
    ナスの茎、葉、ヘタは、硬く消化にも良くありませんし、のどに詰まってしまうリスクがあります。
    ですので、ナスの茎、葉、ヘタは取り除いてから、与えるようにしましょう。
  • ナスは皮付きで与えましょう。
    ナスは、皮の周辺にポリフェノールの一種であるナスニンを含め、栄養が集まっています。
  • ナスは、生で与えてもOKですが、皮付きの場合、加熱するのがオススメです。
    皮がやわらかくなり、食べやすくなるからです。
  • ナスは、小さく切ってから与えましょう。
    食べやすくなり、消化にも良くなりますし、のどに詰まってしまう危険もなくなります。

上記から、結論、ナスを愛犬に与えるときは、茎、葉、ヘタを取り除いて、皮付きで焼くなど加熱し、食べやすいように小さく切って与えましょう。

Sponsored Links

【本当?】ナスの、アルカロイドで中毒になる【心配なし】

上記のとおり、ナスを食べると中毒を起こすという記事をよく見かけますが、こちらも、結論気にすることはありません。

中毒になる理由は、ナスには、毒性成分のアルカロイドが含まれているからです。

しかし、ナスに含まれるアルカロイドはごく少量ですので、1~2欠片与える程度では、ほとんど心配することはないんです。

ちなみに、アルカロイドは茎や葉、ヘタの部分に特に多く含まれていますので、しっかり取り除いてあげるようにしましょう。

犬がナスを食べるときの給与量【肥満に注意です】

上記でも解説しているとおり、ナスは犬の食いつき抜群の野菜です。

しかし、犬にナスを与えるときには、給与量に注意しましょう。

与えすぎると、肥満の原因にもなるからです。

ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとしてナスを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。

基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。

ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、ナスのエネルギーは、100gあたり22kcalです。

ナスは、比較的ヘルシーですが、とはいえ、犬にナスを与えるときは、ひと口程度の少量にとどめておき、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。

犬にナスを手作り食で与えてみる

ナスを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。

ナスを、小さく切って与えるだけでも十分おいしいのですが、下記のサイトで、ナスを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。

>>ナスの手作り犬ごはん

犬がナスを食べるQ&A

ナスは、皮やヘタごとあげても大丈夫?

皮付きでもOKです。
ただし、皮が少し硬いので、焼くなど加熱して与えるのがオススメですよ。
反対に、茎や葉、ヘタはNGです。
ナスの茎や葉、ヘタは硬く、消化にも良くありませんし、アルカロイドという毒性成分が集中しています。
のどに詰まってしまうこともありますので、絶対に与えないようにしましょう。

 

ナスは生のまま与えても大丈夫?

はい。OKです。
生でも加熱しても食べられますよ。
ただし、ナスは、小さく切ってから与えるようにしましょう。
のどに詰まってしまう危険もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなりますよ。

 

ナスを使った料理は与えても大丈夫?

大丈夫です。
でも、塩分、油脂分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。

人間と同じ味付けは、基本的には、犬には甘すぎますし、濃すぎます。
ナスは、余計な味付けはせずに、焼くなど加熱して、小さく切って与えるのがオススメです。
ちなみに、ナスを使った料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。

  • ナスの煮物:OK(ただし、余分な塩分や油分を入れるのはNGです)
  • ナスの天ぷら:NG(油分が多すぎます)
  • ナスの漬物:NG(塩分が高すぎます)
  • 麻婆ナス:OK(ただし、塩分や油分で味付けするのはNGです)

 

ナスはアレルギーになりやすいの?

ナスが、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。

嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎

【参考】ナスの栄養成分表

参考に、スーパーなどで一般的に購入できるナスの栄養成分を見てみましょう。

なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。

成分 含有量 成分 含有量
たんぱく質 1.1g 飽和脂肪酸 0.03g
脂質 0.1g 不飽和脂肪酸
炭水化物 5.1g コレステロール 1g
灰分 0.5g 食物繊維 2.2g
水分 93.2g エネルギー 22kcal

さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。

成分 含有量 成分 含有量
カロテン 100μg ナイアシン 0.6mg
ビタミンE 0.3mg 葉酸 19μg
ビタミンB1 0.04mg ナトリウム
ビタミンB2 0.04mg カリウム 220mg
ビタミンB6 0.06mg カルシウム 18mg
ビタミンC 6mg マグネシウム 17mg
ビタミンK 9μg リン 30mg
パントテン酸 0.30mg 0.3mg

【まとめ】犬はナスを食べれます【生でも皮付きでもOK、茎、葉、ヘタはNGです】

 

最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。

  • 犬がナスを食べても大丈夫です。
    ナスニン(アントシアニン)、クロロゲン酸、コリンなどの栄養満点。
  • ナスは、生でも皮付きでも食べられます。
    皮は特に栄養満点。
    ただし、皮は少し硬いので、焼くなど加熱して与えるのがおすすめです。柔らかくなるからです。
  • ナスの茎や葉、ヘタは食べられません。
    消化にも良くありませんし、のどに詰まってしまうリスクあり。

    毒性成分のアルカロイドも含まれています。
  • ナスは、小さく切ってから与えましょう。
    のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
  • ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして与える場合は、給与量に注意しましょう。
    ナスはヘルシーですが、とはいえ、与えすぎると肥満の原因になりますし、体にも良くありません。
  • ナスを使った料理には注意しましょう。
    塩分、油脂分、カロリーの多い場合があります。
    味付けせずに、生か、焼くなどそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。

上記のとおりです。

どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。

愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA