ちゃこ
にっこり3兄弟
はい、じゃあ、私たちも小松菜を食べてもいいのか、詳しく見ていきましょう。
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
β-カロテン、ビタミンC、食物繊維、クロロフィルなどの栄養満点。
必ず、茹でたり、炒めるなど加熱して与えるようにしましょう。
小松菜はそのままでは大きすぎて、のどに詰まってしまいます。
細かくすることで、食べやすくなり、消化に良くなります。
小松菜は野菜の中でもかなりヘルシーですが、とはいえ、与えすぎると肥満の原因になりますし、体にも良くありません。
基本的に、1回に与える量は、少量を細かく切って与える程度にしておきましょう。
塩分や糖分、油分、カロリーの多い場合があります。
小松菜を、余分な味付けはせずに、そのまま加熱して、細かく切ってから与えるのが、オススメの食べ方です。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
- 【結論】犬が小松菜を食べても大丈夫です【栄養満点】
- 犬が小松菜を食べるメリット【栄養満点】
- 【与えるときの注意点①】小松菜は、生では食べられません【消化に良くない】
- 【与えるときの注意点②】消化を助けるため、小松菜(特に茎)は細かく切って与えましょう【ドッグフードへのトッピングもOK】
- 【本当?】小松菜を食べると結石になる?【心配なし】
- 【本当?】小松菜を食べると甲状腺機能低下症になる?【結論気にする必要なし】
- 犬が小松菜を食べるときの給与量【肥満に注意です】
- 犬に小松菜を手作り食で与えてみる
- 犬が小松菜を食べるQ&A
- 【参考】小松菜の栄養成分表
- 【まとめ】犬は小松菜を食べても大丈夫です【生はNG、細かく切ってあげましょう】
【結論】犬が小松菜を食べても大丈夫です【栄養満点】
上記のとおりですが、犬が小松菜を食べても大丈夫です。
なぜなら、小松菜には、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。
とはいえ、犬に小松菜を与えるときは、与え方や給与量などの注意点もあります。
それでは、下記から詳しく見ていきましょう。
犬が小松菜を食べるメリット【栄養満点】
小松菜には、β-カロテン、ビタミンC、食物繊維、クロロフィル、ルテイン、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、カリウムなど栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
小松菜のβ-カロテンが、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます
小松菜は、緑黄色野菜の中でも、β₋カロテンがかなり豊富に含まれています。
β-カロテンは必要に応じて、犬の体の中でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を正常に維持してくれます。
また、体内の活性酸素を除去する働きがありますので、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます。
小松菜のビタミンCが、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます
小松菜には、ビタミンCも、かなり豊富に含まれています。
ビタミンCと言えば、免疫力の維持に役立つことで有名です。
その理由は下記のとおりです。
また、上記以外にも様々な働きがあります。
このようにビタミンCは、愛犬が健康的な毎日を過ごすため、必要不可欠な栄養成分なんです。
小松菜に含まれる食物繊維が、腸内の健康を維持します
小松菜には、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康や、免疫力の維持に役立ちます。
小松菜のクロロフィルが血液の健康を維持します
小松菜には、強い抗酸化力を持つクロロフィルという成分が含まれています。
クロロフィルは、緑色の野菜や海藻にも含まれている天然色素で、体内の毒素を排出したり、血中コレステロールを正常に維持してくれる働きがあります。
小松菜のルテインが、目の健康維持に役立ちます
小松菜には、カロテノイドの黄色い色素成分の一つであるルテインが豊富に含まれています。
ルテインは、強力な活性酸素除去力があり、目の老化を引き起こす活性酸素を抑えます。
そのため、目を若々しく保ち、視力を正常に維持するなど、目の健康維持に最適です。
小松菜には、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのビタミン、ミネラルが豊富です
小松菜には、これまでご紹介しました栄養成分のほかにも、下記のようなビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。
上記の中でも、カルシウムは、牛乳の約1.5倍、ホウレンソウの約3倍と、特に豊富に含まれています。
小松菜は水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ
小松菜は、全体の90%以上が水分です。
また、小松菜はみずみずしくて柔らかい食感から、好きな犬も多い野菜ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。
【与えるときの注意点①】小松菜は、生では食べられません【消化に良くない】
上記のとおりですが、小松菜は生では食べられません。
人間が、小松菜を食べる時でも同じですよね。茹でたり、炒めたりすると思います。
理由は、生の小松菜は、消化にあまりよくないからです。
茹でたり、炒めたりすることで、消化にも良くなりますし、食べやすくなって、愛犬の食いつきも良くなりますよ。
小松菜は、さっと短時間、茹でたり炒めるようにしましょう。
あまり長時間加熱すると、せっかく豊富な、小松菜のビタミン類が壊れてしまうからです。
【与えるときの注意点②】消化を助けるため、小松菜(特に茎)は細かく切って与えましょう【ドッグフードへのトッピングもOK】
上記のとおりですが、愛犬に小松菜を与えるときには、細かく切って与えるようにしましょう。
小松菜は、そのままのサイズでは犬にとっては大きいため、のどに詰まってしまうリスクがあります。
また、大きいままだと消化にも良くないため、細かく切ってあげることで、消化しやすくすることが大切です。
さらに、小松菜の茎の部分は繊維質が多く硬いので、特に細かく切ってあげることが大切です。
ちなみに、私の愛犬ちゃこは小松菜が好きなワンコですので、ドッグフードにトッピングしたら、いつもより食いつきが良くなった経験があります。
小松菜に限ったことではありませんが、愛犬の食いつきが落ちているときには、愛犬にとっても栄養たっぷりな野菜や果物を、トッピングしてあげるのもオススメですよ。
【本当?】小松菜を食べると結石になる?【心配なし】
上記のとおり、小松菜を食べるとシュウ酸カルシウム結石になるという記事をよく見かけますが、こちらも、結論気にすることはありません。
結石になる理由は、小松菜には、シュウ酸が含まれていて、体内でカルシウムと結合し、シュウ酸カルシウムとなることが原因で、シュウ酸カルシウム結石になるということです。
しかし、小松菜に含まれるシュウ酸は少量ですし、茹でることでシュウ酸を減らすことが出来ますので、少量与える程度では、ほとんど心配することはありません。
とはいえ、過去にシュウ酸カルシウム結石になったことがある犬の場合は、シュウ酸カルシウム結石が出来やすい体質になっているかもしれませんので、小松菜を食べさせるのはやめておきましょう。
小松菜を茹でた茹で汁は、愛犬には与えないようにしましょう。 理由は、茹で汁に、シュウ酸が溶けだしているからです。 また、塩ゆでは厳禁です。 犬にとっては、塩ゆでした小松菜は塩分が高すぎるからです。
【本当?】小松菜を食べると甲状腺機能低下症になる?【結論気にする必要なし】
上記のようなことが、よくインターネットサイトでも書かれていたりするのですが、結論ほとんど気にする必要はありません。
基本、ドッグフードを食べさせていて、おやつやトッピングとして小松菜を与える程度であれば、影響は限りなく低いからです。
上記のようなことが言われる理由は、小松菜や白菜、ブロッコリーなどのアブラナ科にグルコシレノートという成分が含まれているからです。
このグルコシレノートは、体内で消化されることによりイソチオシアネートに変わります。
強力な抗酸化力を持っていて、本来、犬の健康にいい成分です。
しかし、その反面、身体の代謝を調節する甲状腺ホルモンを作るために必要な、ヨウ素の吸収を妨害する働きがあります。
そして、大量に取ることで甲状腺機能低下症を発症する可能性があると言われているんです。
とはいえ、上記のような作用は、自分の体重よりも、かなりの量の小松菜を一度に食べない限り、現れることはありませんので、実のところ、ほとんど気にすることはないんです。
犬が小松菜を食べるときの給与量【肥満に注意です】
小松菜は、とても風味がよく、好きな犬も多い野菜です。
犬の喜ぶ顔がうれしくて、ついついたくさん与えてしまがちですが、犬に小松菜を与えるときには、給与量に注意しましょう。
与えすぎると、肥満の原因にもなるからです。
ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして小松菜を与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、小松菜のエネルギーは、100gあたり15kcalです。
小松菜は、野菜の中でもかなりヘルシーですが、犬に小松菜を与えるときは、少量を細かくして与える程度にしておき、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
上記でも書きましたが、オススメの与え方は、いつもドッグフードに、細かく切った小松菜をトッピングして与えることです。
小松菜が好きな犬も多いので、ドッグフードの食いつきが落ちていたり、食欲が落ちているときにも、良く食べるようになることがありますよ。
犬に小松菜を手作り食で与えてみる
小松菜を、トッピングやおやつではなく、手作り食として、愛犬に与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
小松菜を、茹でたり炒めたりして、細かく切って与えるだけでも十分おいしいのですが、下記のサイトで、小松菜を使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
犬が小松菜を食べるQ&A
小松菜を、そのまま生であげても大丈夫?
いいえ。NGです。
小松菜は、生では消化によくないため食べられません。
必ず、茹でるなど加熱してから与えるようにしましょう。
また、そのままだと犬にとっては大きすぎるため、のどに詰まってしまいます。
ですので、小松菜は細かく切ってから、与えるようにしましょう。
小松菜を使った料理は与えても大丈夫?
基本的には大丈夫です。
でも、塩分や油分、糖分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
人間と同じ味付けは、基本的には、犬には甘すぎますし、濃すぎますので、余計な味付けはオススメできません。
ちなみに、小松菜を使った料理は下記のようなものがありますね。
参考にどうぞ。
小松菜はアレルギーになりやすいの?
小松菜が、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】小松菜の栄養成分表
参考に、スーパーでもよく売られている、小松菜の栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、茹でた小松菜の場合で、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 1.6g | 飽和脂肪酸 | 0.01g |
脂質 | 0.1g | 不飽和脂肪酸 | 0.04g |
炭水化物 | 3.0g | コレステロール | 0g |
灰分 | 1.0g | 食物繊維 | 2.4g |
水分 | 94.0g | エネルギー | 15kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 3,100μg | ナイアシン | 0.3mg |
ビタミンE | 1.6mg | 葉酸 | 86μg |
ビタミンB1 | 0.04mg | ナトリウム | 14mg |
ビタミンB2 | 0.06mg | カリウム | 140mg |
ビタミンB6 | 0.06mg | カルシウム | 150mg |
ビタミンC | 21mg | マグネシウム | 14mg |
ビタミンK | 320μg | リン | 46mg |
パントテン酸 | 0.23mg | 鉄 | 2.1mg |
【まとめ】犬は小松菜を食べても大丈夫です【生はNG、細かく切ってあげましょう】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
β-カロテン、ビタミンC、食物繊維、クロロフィルなどの栄養満点。
必ず、茹でたり、炒めるなど加熱して与えるようにしましょう。
小松菜はそのままでは大きすぎて、のどに詰まってしまいます。
細かくすることで、食べやすくなり、消化に良くなります。
小松菜は野菜の中でもかなりヘルシーですが、とはいえ、与えすぎると肥満の原因になりますし、体にも良くありません。
基本的に、1回に与える量は、少量を細かく切って与える程度にしておきましょう。
塩分や糖分、油分、カロリーの多い場合があります。
小松菜を、余分な味付けはせずに、そのまま加熱して、細かく切ってから与えるのが、オススメの食べ方です。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。