ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
食物繊維(グルコマンナン)、カリウム、カルシウムなどの栄養満点。
アク成分が多く、エグミが強いため、必ず茹でて、アクをとってから与えるようにしましょう。
のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
ヘルシーなのでほとんど心配はありませんが、とはいえ、与えすぎると肥満の原因になります。
塩分や油脂分、カロリーの多い場合があります。
生のこんにゃくを細かくして与えるか、味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がこんにゃくを食べても大丈夫です【栄養満点】
上記のとおりですが、犬がこんにゃくを食べても大丈夫です。
なぜなら、こんにゃくには、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。
とはいえ、犬にこんにゃくを与えるときは、与え方や給与量など注意点がありますので、下記から詳しく見ていきましょう。
犬がこんにゃくを食べるメリット【栄養満点】
こんにゃくには、食物繊維(グルコマンナン)、カリウム、カルシウムなど栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
こんにゃくの食物繊維が、腸内の健康を維持してくれます
こんにゃくには、グルコマンナンという水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。
グルコマンナンは、消化されずに腸へ届きます。
そのため、「腸の砂おろし」と呼ばれるほど便通を良くするため、腸内にある老廃物の排出を促進するなどデトックスに役立ちます。
また、グルコマンナンは、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を正常に維持します。
さらに、糖質や脂質の吸収を穏やかにし、血中のコレステロール値や血糖値を正常に維持します。
こんにゃくに含まれているカリウムやカルシウムが、愛犬の健やかなコンディションを維持します
こんにゃくには、カリウムとカルシウムが、豊富に含まれています。
カリウムとカルシウムの働きについては下記のとおりです。
こんにゃくは水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ
こんにゃくは、全体の約95%以上が水分です。
また、こんにゃくは、その弾力ある食感から、犬にもとても食いつきがよく、大好きな野菜ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。
犬はこんにゃくを生では食べられません【細かく切るのも必須】
こんにゃくを犬に与えるときに気を付けることは、下記のとおりです。
生のこんにゃくは、アク成分が多く、食べるとえぐみを感じてしまうからです。
アク成分が取れて、えぐみも和らげることが出来ます。
また、やわらかくなって、消化にも良くなります。
砂糖や甘味料が多く含まれており、犬には、糖分とカロリーが高すぎます。
細かくすることで食べやすくなり、消化にも良くなりますし、のどに詰まってしまう危険もなくなります。
上記から、結論、こんにゃくは加熱して与えましょう。
また、大きいまま後、愛犬が丸のみにし、のどに詰まってしまう危険がありますので、細かく切ってから与えましょう。
食べやすく、消化にも良くなります。
【危険】こんにゃくの丸のみに注意です【のどに詰まる】
上記でも説明しましたが、犬にこんにゃくを与える場合は、細かく切ってから与えるようにしましょう。
なぜなら、犬ののどに詰まって窒息してしまったり、腸に出詰まって腸閉塞を起こしてしまう危険性があるからです。
このようなことから、やはり最も注意するべきは、犬の手の届くところにこんにゃくを置いてしまうことでしょう。
飼い主が目を離しているときや、お留守番中に、間違ってこんにゃくを丸呑みしてしまうと、命の危険があります。
上記のことから、こんにゃくを、大きめにちぎって与えてしまったり、犬の手の届くところに置いておくなどないように十分注意しましょう。
【本当?】こんにゃくを食べると結石になる?【心配なし】
上記のとおり、こんにゃくを食べるとシュウ酸カルシウム結石になるという記事をよく見かけますが、こちらも、結論気にすることはありません。
結石になる理由は、こんにゃくには、シュウ酸が含まれていて、体内でカルシウムと結合し、シュウ酸カルシウムとなることが原因で、シュウ酸カルシウム結石になるということです。
しかし、こんにゃくに含まれるシュウ酸の量は、ごく微量ですので、少量与える程度では、ほとんど心配する必要はないんです。
どうしても心配な場合は、シュウ酸は茹でることで減らすことが出来ますので、与える前にこんにゃくを茹でるようにしましょう。
犬がこんにゃくを食べるときの給与量【ほぼ心配なしですが、肥満に注意です】
犬にこんにゃくを与えるときには、給与量に注意しましょう。
与えすぎると肥満の原因にもなります。
ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとしてこんにゃくを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、こんにゃくのエネルギーは、100gあたり7kcalです。
こんにゃくは野菜の中でも、かなりヘルシーでほぼ心配はありませんが、とはいえ、犬にこんにゃくを与えるときは、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬にこんにゃくを手作り食で与えてみる
こんにゃくを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
こんにゃくを、小さく切って与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、こんにゃくを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
犬がこんにゃくを食べるQ&A
こんにゃくは生のまま与えても大丈夫?
いいえ。生はNGです。
こんにゃくにはアク成分が多く含まれていて、生で食べるとえぐみを感じてしまいます。
そのため、こんにゃくは茹でてから与えるようにしましょう。
ちなみに、茹でたり加熱すると、少し柔らかな食感になって、愛犬の食いつきがいい場合もありますよ。
こんにゃくを使った料理は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、塩分や油脂分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
人間と同じ味付けは、基本的には、犬には濃すぎます。
こんにゃくには余計な味付けはせずに、そのまま茹でて与えるのがいいでしょう。
ちなみに、こんにゃくを使った料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。
こんにゃくはアレルギーになりやすいの?
こんにゃくが、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】こんにゃくの栄養成分表
参考に、こんにゃくの栄養成分を見てみましょう。
ここでは、みなさんがスーパーでよく購入する、一般的なこんにゃくの栄養成分を記載しています。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 0.1g | 飽和脂肪酸 | - |
脂質 | 0.1g | 不飽和脂肪酸 | - |
炭水化物 | 3.3g | コレステロール | 0g |
灰分 | 0.3g | 食物繊維 | 3.0g |
水分 | 96.2g | エネルギー | 7kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 0μg | ナイアシン | - |
ビタミンE | - | 葉酸 | 2μg |
ビタミンB1 | 0mg | ナトリウム | 2mg |
ビタミンB2 | 0mg | カリウム | 44mg |
ビタミンB6 | 0.02mg | カルシウム | 68mg |
ビタミンC | 0mg | マグネシウム | 5mg |
ビタミンK | 0μg | リン | 7mg |
パントテン酸 | 0mg | 鉄 | 0.6mg |
【まとめ】犬はこんにゃくを食べれます【生はNG、細かく切って与えましょう】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
食物繊維(グルコマンナン)、カリウム、カルシウムなどの栄養満点。
アク成分が多く、エグミが強いため、必ず茹でて、アクをとってから与えるようにしましょう。
のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
ヘルシーなのでほとんど心配はありませんが、とはいえ、与えすぎると肥満の原因になります。
塩分や油脂分、カロリーの多い場合があります。
生のこんにゃくを細かくして与えるか、味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。