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【保存版】犬はマイタケを食べても大丈夫。栄養豊富です【生はNG】

【保存版】犬はマイタケを食べても大丈夫。栄養豊富です【生はNG】

飼い主さんがいつも美味しそうに食べている、マイタケが気になります! 私たち犬も食べれるのかなぁ。

ちゃこ

にっこり3兄弟

はい、じゃあ、私たちもマイタケを食べれるのか、詳しく見ていきましょう。

上記のとおりです。

イヌニコ管理者ひろし

こういった疑問について、愛犬の健康維持や、喜ぶ顔が見たい飼い主のみなさんのために、犬の管理栄養士、ドッグヘルスアドバイザーの私がお答えします。

結論から言ってしまうと

  • 犬がマイタケを食べても大丈夫です。
    β-グルカン、エルゴステロール、オルニチンなど栄養満点。
  • マイタケは、生では食べられません。
    生だと、うまく消化しきれないことがありますし、毒性成分シアンがごく微量ですが含まれています。
  • 上記のとおりですので、マイタケは、茹でる、蒸す、焼くなど加熱してから与えましょう。
  • マイタケは、加熱後、小さく切ってから与えましょう。
    食べやすく、消化にも良くなります。
  • ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして与える場合は、給与量に注意しましょう。
    与えすぎると肥満の原因になります。
  • マイタケを使った料理には注意しましょう。
    塩分や油分、カロリーの多い場合があります。

    生のマイタケを、味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。

では、下記から詳しく見ていきましょう。

【結論】犬がマイタケを食べても大丈夫です

【保存版】犬はマイタケを食べても大丈夫。栄養豊富です【生はNG】

上記のとおりですが、犬がマイタケを食べても大丈夫です。

なぜなら、マイタケには、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。

とはいえ、犬にマイタケを与えるときは、与え方や給与量など注意点がありますので、下記から詳しく見ていきましょう。

MEMO

マイタケは、今では菌床栽培が一般的で、スーパーでも、いつもおなじみのキノコですよね。

ですが、実は今でも天然もののマイタケは、非常に希少で、見つけるとつい踊りだしてしまうぐらいうれしいことから、「舞茸」と名付けられたほど、松茸と並ぶ希少なキノコでした。

犬がマイタケを食べるメリット【栄養満点】

【保存版】犬はマイタケを食べても大丈夫。栄養豊富です【生はNG】

マイタケには、β-グルカン(MD、MXフラクション)、エルゴステロール、食物繊維、オルニチン、ビタミン、ミネラルなど栄養たっぷり。

では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。

ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。

マイタケのβ-グルカンが、健やかなコンディションを維持します

マイタケには、β-グルカンという成分が含まれています。

β-グルカンはキノコ類全般に含まれている栄養成分で、白血球の細菌やウィルス、がん細胞を食べる能力を高めて、愛犬の健やかなコンディションを維持します。

また、マイタケには、マイタケのβ-グルカンから抽出された「MD-フラクション」、「MX-フラクション」というマイタケ特有の成分が含まれています。

このMDやMXのMはマイタケの頭文字なんです。

MD-フラクションは、体の免疫機能を活性化し、MX-フラクションには、血中のコレステロール値や脂肪、血圧を正常に維持するという研究結果も報告されているんです。

マイタケのエルゴステロールが、骨や歯を健康的に維持します

マイタケには、エルゴステロールという成分が含まれています。

エルゴステロールは、カルシウムの吸収を助け、骨や歯を健康的に維持する役割があります。

マイタケの食物繊維が、腸内の健康を維持してくれます

マイタケには、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康を維持してくれます。

マイタケのオルニチンが、愛犬の疲れにくい元気な体を維持します

マイタケには、オルニチンというアミノ酸の一種が含まれています。

オルニチンには、肝臓の解毒作用などの働きを助けますので、脂肪をエネルギーに変えたり、疲労物質であるアンモニアの代謝を促進し、愛犬の疲れにくい元気な体を維持します。

肝臓の働きを助けることから、二日酔いの予防で有名なオルニチン。

このオルニチンは、シジミに多く含まれていることが知られていますが、実は、マイタケに含まれるオルニチンの量は、なんとシジミと同等レベルなんです。

マイタケには、ビタミン、ミネラルもバランスよく含まれています!

マイタケには、下記のようにビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの野菜です。

  • ビタミンB1:糖質や脂質をエネルギーに変える、疲れにくい体作り
  • ビタミンB2:皮膚や毛の健康維持
  • ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、丈夫な骨を維持する。
  • カリウム:利尿作用により余分な塩分を体の外へ排出、血圧を正常に維持
  • 葉酸:ビタミンB12と協力して血液を作る別称「造血のビタミン」。血中コレステロールの正常維持。
  • パントテン酸:コレステロールの正常維持。ストレスを和らげたり、健康的な髪や肌を維持する。
  • ナイアシン:脂肪や糖質をエネルギーに変える。血行促進や、肌や粘膜の健康維持も。
  • ビオチン:皮膚や髪の毛、粘膜の健康維持、糖の代謝を助ける。
  • 亜鉛:皮膚や髪の毛、粘膜の健康維持、疲れにくい体作り。

マイタケは水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ

マイタケは、全体の約90%以上が水分です。

また、マイタケはその香りから食いつきがよく、犬が大好きなキノコですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。

犬は、マイタケを生では食べられません【消化しにくい】

【保存版】犬はマイタケを食べても大丈夫。栄養豊富です【生はNG】

上記のとおりですが、犬はマイタケを生では食べられません。

これは人間も同じですよね。

詳しくは下記のとおりです。

  • 犬は、マイタケを生では食べられません。
    食物繊維が非常に多く、消化しにくい場合があります。
  • また、生のマイタケには、毒性成分「シアン」が含まれていて、食中毒の危険があります。
    でも、ただし、ごく微量であり、熱に弱いため、加熱すれば害はありません。
  • 上記のとおりですので、マイタケは、茹でる、蒸す、焼くなど加熱してから与えるようにしましょう。
  • ただし、焼くときにはなるべく油は控えましょう。
    マイタケは油を吸収しやすいため、犬にとっては、カロリー過多になってしまうかもしれません。
  • 加熱したときのだし汁も栄養満点。愛犬に飲ませたり、ドッグフードをふやかすのに使ってもOKです。
  • マイタケは、小さく切ってから与えましょう。小さくすることで食べやすくなりますし、消化も良くなります。

上記から、結論、マイタケは必ず加熱調理して、食べやすいように小さく切ってから与えましょう。

マイタケは肉と一緒に調理すると、肉が柔らかくなる

上記のとおりです。

マイタケには、マイタケプロテアーゼというたんぱく質分解酵素が含まれていますので、肉と一緒に調理すると、肉が柔らかくなるというわけなんです。

犬も喜ぶ上に、私たち人間にも、お肉を美味しく食べれるうれしい効果ですよね。

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【参考】マイタケのレンチナンに健康効果あり?【実証なし】

レンチナンは、免疫細胞を活性化する目的から、抗がん剤の一種として、がん患者に注射という形で使用されます。

このレンチナン、実はしいたけやマイタケなどに含まれる、β-グルカンから抽出される成分です。

とはいえ、しいたけやマイタケなどを食べただけで、レンチナンによる抗がん作用があるのかと言えば、そういう実証は何もありません。

つまり、あくまでもレンチナンは、注射という形で薬に加工されて使用されますので、しいたけやマイタケなどを食べたからと言って、抗がん作用があるかどうかは分かっておらず、なんとも言えないというのが現状なんです。

しかし、マイタケが栄養満点で、健康維持に効果があるのは間違いありませんので、犬にもオススメの食材です。

犬がマイタケを食べるときの給与量【肥満に注意です】

【保存版】犬はマイタケを食べても大丈夫。栄養豊富です【生はNG】

犬にマイタケを与えるときには、給与量に注意しましょう。

与えすぎると、肥満の原因にもなります。

ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとしてマイタケを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。

基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。

ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、マイタケのエネルギーは、100gあたり16kcalです。

マイタケは、食べ物の中でもかなりヘルシーですが、とはいえ、犬にマイタケを与えるときは、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。

犬にマイタケを手作り食で与えてみる

マイタケを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。

料理サイト「クックパッド」で、マイタケを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。

>>クックパッド(マイタケの犬ごはん)

犬がマイタケを食べるQ&A

【保存版】犬はマイタケを食べても大丈夫。栄養豊富です【生はNG】

マイタケは、かさも茎も丸ごとあげても大丈夫?

はい。大丈夫です。
とはいえ、愛犬に与えるときは、消化にいいように、小さく切ってから与えるようにしましょう。

 

マイタケは生のまま与えても大丈夫?

いいえ。生はNGです。
マイタケは、食物繊維が非常に多いため、生では消化不良になることがあります。
またごく微量ですが、生の状態ではシアンという毒性成分が含まれています。
人間が食べるのと同じように、必ず、茹でる、蒸す、加熱するなど加熱してから与えるようにしましょう。

 

マイタケを使った料理は与えても大丈夫?

大丈夫です。
でも、塩分や油脂分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。

人間と同じ味付けは、基本的には、犬には濃すぎます。
マイタケには、余計な味付けはせずに、生のマイタケを茹でる、蒸す、焼くなど加熱して与えるのがオススメです。
ちなみに、マイタケを使った料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。

  • マイタケのバター炒め:NG(塩分、油分が多い。素焼きならOK)
  • マイタケの天ぷら:NG(油分が多すぎます)
  • マイタケのパスタ:NG(塩分、油分が多く、カロリーも高すぎます)
  • マイタケの炊き込みご飯:OK(ただし、味付けによる塩分は控えめにしましょう)

 

マイタケはアレルギーになりやすいの?

マイタケが、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。

嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎

【参考】マイタケの栄養成分表

参考に、マイタケの栄養成分を見てみましょう。

ここでは、みなさんがスーパーでよく購入する一般的なマイタケの栄養成分を記載しています。

なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。

成分 含有量 成分 含有量
たんぱく質 3.7g 飽和脂肪酸
脂質 0.7g 不飽和脂肪酸
炭水化物 2.7g コレステロール
灰分 0.6g 食物繊維 2.7g
水分 92.3g エネルギー 16kcal

さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。

成分 含有量 成分 含有量
カロテン ナイアシン 9.1mg
ビタミンE 葉酸 60μg
ビタミンB1 0.25mg ナトリウム 1mg
ビタミンB2 0.49mg カリウム 330mg
ビタミンB6 0.07mg カルシウム 1mg
ビタミンC マグネシウム 12mg
ビタミンD 3μg リン 130mg
パントテン酸 0.79mg 0.5mg

【まとめ】犬はマイタケを食べれます【生はNG】

【保存版】犬はマイタケを食べても大丈夫。栄養豊富です【生はNG】

最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。

  • 犬がマイタケを食べても大丈夫です。
    β-グルカン、エルゴステロール、オルニチンなど栄養満点。
  • マイタケは、生では食べられません。
    生だと、うまく消化しきれないことがありますし、毒性成分シアンがごく微量ですが含まれています。
  • 上記のとおりですので、マイタケは、茹でる、蒸す、焼くなど加熱してから与えましょう。
  • マイタケは、加熱後、小さく切ってから与えましょう。
    食べやすく、消化にも良くなります。
  • ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして与える場合は、給与量に注意しましょう。
    与えすぎると肥満の原因になります。
  • マイタケを使った料理には注意しましょう。
    塩分や油分、カロリーの多い場合があります。
    生のマイタケを、味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。

上記のとおりです。

どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。

愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。

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