ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
ビタミンC、クエン酸、β-クリプトキサンチンなどの栄養満点。
そのため、与えるのはNGです。種も同様になります。
愛犬に与えるときは、食べやすいように、小さく切ってあげましょう。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のみかんを、味付けせずにそのまま与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がみかんを食べても大丈夫です
上記のとおりですが、犬がみかんを食べても大丈夫です。
なぜなら、みかんの果肉には、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。
でも、みかんの上皮(一番外側の皮)と種には、犬にとって毒性のある成分が含まれていますので、食べられません。
犬にみかんを与えるときは、上記のような与え方や給与量など、注意点があります。
それでは、下記からは、愛犬がみかんを食べるメリットや、注意点を見ていきましょう。
犬がみかんを食べるメリット【栄養満点】
メロンには、ビタミンC、クエン酸、β-クリプトキサンチン、β-カロテン、食物繊維、ペクチン、カリウムなど栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
みかんといえばビタミンC!愛犬の健やかなコンディションを維持してくれます。
みかんといえばビタミンCというほど、そのイメージが強くありますよね。
ビタミンCには、皮膚や粘膜を正常に維持することに加え、活性酸素除去力があり、愛犬の健やかなコンディションを維持してくれます。
みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンが、健康維持に役立ちます
みかんに含まれているβ-クリプトキサンチンは、β-カロテンと同じ黄色や橙(だいだい)色の色素成分で、カロテノイド系抗酸化物質と言われる成分の一種です。
β-クリプトキサンチンには、強力な抗酸化力があり、脂溶性で体内に吸収されやすく、愛犬の健康維持に役立ちます。
ちなみに、β-クリプトキサンチンの含有量が最も多いのは、私たちがスーパーでよく購入する温州みかんです。
その量は、オレンジでは210mg、温州みかんは1,800mgで、10倍近く含まれています。
みかんに含まれるクエン酸が、毎日の元気を維持してくれます
みかんは、クエン酸が豊富。
クエン酸は疲労物質である乳酸の分解に作用し、乳酸が筋肉へ蓄積するのを防ぎます。
そのため、体が疲れにくく、愛犬の毎日の元気を維持してくれます。
みかんのβ-カロテンが愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます
みかんには、活性酸素を除去するβ-カロテンが含まれています。
β-カロテンは必要に応じて、犬の体の中でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を正常に維持してくれます。
また、体内の活性酸素を除去する働きがありますので、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます。
みかんの食物繊維が、腸内の健康を維持してくれます
みかんには、セルロースという食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康を維持してくれます。
みかんの薄皮部分に含まれるペクチンは、血液の正常維持をサポート
みかんの薄皮には、ペクチンという栄養成分が含まれています。
このペクチンは食物繊維の一つで、血糖値やコレステロールなど血液の正常維持をサポートしてくれます。
また、良好な便通など、腸内の健康維持にも役立ちます。
みかんにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています!
みかんには、上記で解説したビタミンCに加え、カリウムなどのビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの果物です。
カリウムは、余分な塩分を体の外へ排出し、血圧を正常に維持します。
みかんは水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ
みかんは、全体の約90%以上が水分です。
また、みかんは犬にもとても食いつきがよく、大好きな果物ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。
みかんは生で食べられます【上皮と種はNGです】
上記のとおり、みかんは生でも食べられます。
しかし、下記の内容に注意しましょう。
ソラレンという毒性物質が含まれていて、与えると嘔吐や下痢などの症状が現れることがあります。
みかんの薄皮には、ペクチンという栄養成分が含まれていて、健康維持にいいからです。
上記のとおりです。
愛犬にみかんを与えるときは、上皮をきれいにむき、種も取り除きましょう。
また、薄皮は栄養満点ですが、細かく切って与えるようにしましょう。
与えてもいいみかんは、成熟したものだけ【未成熟には毒性あり】
みかんの中でも、未成熟なみかんにはアルカロイドという、犬にとって毒性のある成分が含まれていることがあります。
私たちがスーパーで購入するみかんは、一般的に成熟したみかんですので、そこまで気にする必要はありません。
しかし、たまの貰い物や、自家栽培などで未成熟なみかんがある場合は、決して犬に与えないようにしましょう。
犬がみかんを食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬にみかんを与えるときには、給与量に注意しましょう。
みかんには、水分が多く含まれていますので、与えすぎると、お腹がゆるくなる原因にもなります。
また、みかんは、与えすぎると肥満の原因にもなります。
ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして、みかんを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、みかん(温州みかん、果肉のみ)のエネルギーは、100gあたり45kcalです。
みかんを与えるときは、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬にみかんを手作り食で与えてみる
みかんを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
みかんを切って与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、みかんを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
※上記サイトでも、ラインナップはかなり少ないですね。みかんはほとんどの場合、みなさん果肉をそのまま与えるということでしょう。
犬がみかんを食べるQ&A
みかんは皮ごとあげても大丈夫?
いいえ。みかんの上皮はNGです。
みかんの上皮には、犬に毒性のあるソラレンという成分が含まれていて、食べると下痢や嘔吐などの症状が現れることがあり、犬は食べられません。
与えるときは、みかんの上皮は取り除いて与えるようにしましょう。
なお、種も上記と同様です。
では、みかんの薄皮は、犬に与えても大丈夫?
はい。みかんの果実を包んでいる薄皮は、犬に与えても大丈夫です。
みかんの薄皮には、ペクチンという栄養成分が含まれていますので、食べやすく消化しやすいように、細かく切って与えましょう。
みかんは生のまま与えても大丈夫?
大丈夫です。
また、みかんはその90%以上が水分ですので、生のほうが、水分補給の面でも有効です。
みかんの加工品、料理は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、糖分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
どうせあげるなら、味付けはせずに、生のみかんを与えるほうが、フレッシュな栄養分を摂取できますのでオススメですよ。
ちなみに、みかんの加工品や料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。
みかんはアレルギーになりやすいの?
みかんが、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】みかんの栄養成分表
参考に、みかん(温州みかん、果肉のみ)の栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 0.7g | 飽和脂肪酸 | 0.01mg |
脂質 | 0.1g | 不飽和脂肪酸 | 0.03mg |
炭水化物 | 11.5g | コレステロール | 0g |
灰分 | 0.3g | 食物繊維 | 0.4g |
水分 | 87.4g | エネルギー | 45kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 190μg | ナイアシン | 0.3mg |
ビタミンE | 0.4mg | 葉酸 | 22μg |
ビタミンB1 | 0.09mg | ナトリウム | 1mg |
ビタミンB2 | 0.03mg | カリウム | 150mg |
ビタミンB6 | 0.05mg | カルシウム | 15mg |
ビタミンC | 33mg | マグネシウム | 10mg |
クリプトキサンチン | 1,800μg | リン | 15mg |
パントテン酸 | 0.23mg | 鉄 | 0.1mg |
【まとめ】犬はみかんを食べれます【皮と種はNGです】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
ビタミンC、クエン酸、β-クリプトキサンチンなどの栄養満点。
そのため、与えるのはNGです。種も同様になります。
愛犬に与えるときは、食べやすいように、小さく切ってあげましょう。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のみかんを、味付けせずにそのまま与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。