ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
β-カロテン、食物繊維などの栄養満点(特に赤肉メロン)
そのため、与えるのはNGです。種も同様になります。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のメロンを、味付けせずにそのまま与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がメロンを食べても大丈夫です
上記のとおりですが、犬がメロンを食べても大丈夫です。
なぜなら、メロンには、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。
でも、犬にメロンを与えるときは、与え方や給与量など、少しだけ注意点があります。
それでは、下記からは、愛犬がメロンを食べるメリットや注意点を見ていきましょう。
犬がメロンを食べるメリット【栄養満点】
メロンには、β‐カロテン、食物繊維、ククミシン、GABA、ビタミンC、カリウムなど栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
メロンのβ-カロテンが愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます
メロンには、活性酸素を除去するβ-カロテンが含まれています。
β-カロテンは必要に応じて、犬の体の中でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を正常に維持してくれます。
また、体内の活性酸素を除去する働きがありますので、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます。
上表のとおり、路地メロン(赤肉)には、けた違いのβ-カロテンが含まれていることがわかります。
その量はこのようになっています。
種類
β-カロテン
含有量
温室メロン
33μg
路地メロン(緑肉)
140μg
路地メロン(赤肉)
3,600μg
愛犬にメロンを与えるなら、断然、路地メロン(赤肉)がオススメです。
また、β-カロテンが含まれていることで有名なニンジンですら、その含有量は1,700μgですので、路地メロン(赤肉)には、2倍以上のβ-カロテンが含まれていることがわかります。
メロンの食物繊維が、腸内の健康を維持してくれます
メロンには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康を維持してくれます。
メロンに含まれるククミシンが、元気な毎日をサポートしてくれます
メロンには、ククミシンが含まれています。
ククミシンは、たんぱく質分解酵素ですので、肉や魚などを食べた後にメロンを食べると、たんぱく質の分解を助け、効率的にエネルギーとして活用されます。
そのため、疲れにくい元気な毎日を維持してくれます。
メロンに含まれるGABAが、愛犬のリラックスや正常な血圧を維持します
GABAとは「Gamma Amino Butyric Acid」の略で、正式名称はγ-アミノ酪酸です。
GABAには、興奮をしずめてリラックスしたり、血圧を正常に維持する効果があります。
ちなみに、GABAは、チョコレートやココアの原料であるカカオに含まれていることは有名ですが、他にも、トマト、じゃがいも、カボチャ、メロンにも多く含まれています。
メロンにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています!
メロンにはビタミンC、カリウムなどのビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの果物です。
カリウムは、余分な塩分を体の外へ排出し、血圧を正常に維持します。
メロンは水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ
メロンは、全体の約90%が水分です。
また、メロンは犬にもとても食いつきがよく、大好きな果物ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。
メロンは生で食べられます【皮と種はNGです】
上記のとおり、メロンは生でも食べられます。
愛犬が食べやすいように、小さく切って与えるようにしましょう。
しかし、メロンの皮はNGです。
硬くて食べにくく、消化にも良くありません。
また、種も消化にはあまりよくなく、オススメできません。
愛犬にメロンを与えるときは、皮から果肉を取り、種も取り除きましょう。
とはいえ、上記は私たち人間と同じ食べ方ですよね。
ちなみに、私も過去に、種も一緒にメロンを与えたことがあるのですが、ウンチに種がそのまま混じっており、消化されていませんでした。
犬がメロンを食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬にメロンを与えるときには、給与量に注意しましょう。
メロンには、水分が多く含まれていますので、与えすぎると、お腹がゆるくなる原因にもなります。
また、与えすぎると肥満の原因にもなります。
ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして、メロンを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、メロン(赤肉)のエネルギーは、100gあたり42kcalです。
メロンを与えるときは、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
上記のとおり、メロンが特に高カロリーということではありませんね。
本当にそうでしょうか。
参考に、他の果物や野菜のカロリーは下記のとおりです。
名称
100gあたりの
エネルギー
りんご
61kcal
梨
43kcal
メロン
42kcal
とうもろこし
99kcal
にんじん
39kcal
ブロッコリー
27kcal
じゃがいも
84kcal
さつまいも
134kcal
大切なことは、飼い主さんが食べ物ごとのエネルギーをしっかり理解して、給与量を調節してあげることですよ。
給与量によっては、どんな食べ物も肥満の原因になるんです。
犬にメロンを手作り食で与えてみる
メロンを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
メロンを切って与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、メロンを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
※上記サイトでも、ラインナップはかなり少ないですね。メロンはほとんどの場合、みなさん切ってそのまま与えるということでしょう。
犬がメロンを食べるQ&A
メロンは皮ごとあげても大丈夫?
いいえ。NGです。
メロンの皮は、非常に硬く、消化にも良くないため、犬は食べられません。
与えるときは、メロンの皮は取り除いて与えるようにしましょう。
なお、種も上記と同様です。
メロンは生のまま与えても大丈夫?
大丈夫です。
また、メロンはその90%が水分ですので、生のほうが、水分補給の面でも有効です。
メロンの加工品、料理は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、糖分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
どうせあげるなら、味付けはせずに、生のメロンを与えるほうが、フレッシュな栄養分を摂取できますのでオススメですよ。
ちなみに、メロンの加工品や料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。
メロンはアレルギーになりやすいの?
メロンが、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】メロンの栄養成分表
参考に、メロン(赤肉)の栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 1.0g | 飽和脂肪酸 | - |
脂質 | 0.1g | 不飽和脂肪酸 | - |
炭水化物 | 10.4g | コレステロール | 0g |
灰分 | 0.6g | 食物繊維 | 0.5g |
水分 | 87.9g | エネルギー | 42kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 3,600μg | ナイアシン | 0.8mg |
ビタミンE | 0.3mg | 葉酸 | 24μg |
ビタミンB1 | 0.05mg | ナトリウム | 6mg |
ビタミンB2 | 0.02mg | カリウム | 350mg |
ビタミンB6 | 0.11mg | カルシウム | 6mg |
ビタミンC | 25mg | マグネシウム | 12mg |
ビタミンK | 0μg | リン | 13mg |
パントテン酸 | 0.16mg | 鉄 | 0.2mg |
【まとめ】犬はメロンを食べれます【皮と種はNGです】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のメロンを、味付けせずにそのまま与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。