【保存版】犬は大根を食べても大丈夫【生でもOK、葉も栄養満点】

上記のとおりです。

結論から言ってしまうと

では、下記から詳しく見ていきましょう。

【結論】犬が大根を食べても大丈夫です【栄養満点】

上記のとおりですが、犬が大根を食べても大丈夫です。

なぜなら、大根には、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。

とはいえ、犬に大根を与えるときは、与え方や給与量など注意点がありますので、下記から詳しく見ていきましょう。

犬が大根を食べるメリット【栄養満点】

大根には、イソチオシアネート、ジアスターゼ、ペルオキシターゼ、食物繊維、β-カロテン、カリウムなど栄養たっぷり。

では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。

ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。

大根に含まれるイソチオシアネートが、毎日の健康を維持します

イソチオシアネートは、大根のほかに、白菜やブロッコリー、キャベツ、菜の花などのアブラナ科の野菜に含まれている辛み成分です。

このイソチオシアネートには、強力な抗酸化力があり、愛犬の毎日の健康維持を助けてくれます。

大根に含まれるジアスターゼ、ペルオキシターゼなどの酵素が愛犬の健康を維持

大根には、ジアスターゼ、ペルオキシターゼ、プロテアーゼ、リパーゼといった複数の酵素が含まれています。

ちなみに、これらの酵素は熱に弱いため、すり下ろすなど、生の状態で与えると効率よく取ることが出来ます。

大根の食物繊維が、腸内の健康を維持してくれます

大根には、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康を維持してくれます。

大根のβ-カロテンが愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます

大根の葉には、β-カロテンが豊富に含まれています。

β-カロテンは必要に応じて、犬の体の中でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を正常に維持してくれます。

また、体内の活性酸素を除去する働きがありますので、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます。

大根にはビタミン、ミネラルもバランスよく含まれています！

大根には、下記のようにビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの野菜です。

大根は水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ

大根は、本体（根）も葉の部分も、全体の約90％以上が水分です。

また、大根はシャキシャキした食感から、犬にもとても食いつきがよく、大好きな野菜ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。

紅大根のアントシアニンで、若々しい体を維持

大根の中でも、紅大根には、ポリフェノールの一種で、赤い色素であるアントシアニンという成分が含まれています。

アントシアニンには、強力な抗酸化力があり、愛犬のいつまでも若々しい体作りと、毎日の健康を維持します。

犬は生でも大根を食べられます【葉も栄養満点】

大根を犬に与えるときに気を付けることは、下記のとおりです。

上記から、結論、大根の根は生でも加熱しても食べられますが、葉の部分は、加熱して与えましょう。

また、大根おろしにしたり、小さく切ってから与えると、食べやすく、消化にも良くなりますし、のどに詰まってしまう危険もなくなります。

【本当？】大根を食べると甲状腺機能低下症になる？【結論気にする必要なし】

上記のようなことが、よくインターネットサイトでも書かれていたりするのですが、結論ほとんど気にする必要はありません。

基本、ドッグフードを食べさせていて、おやつやトッピングとして大根を与える程度であれば、影響は限りなく低いからです。

上記のようなことが言われる理由は、大根などのアブラナ科にグルコシレノートという成分が含まれているからです。

このグルコシレノートは、体内で消化されることによりイソチオシアネートに変わります。

強力な抗酸化力を持っていて、本来、犬の健康にいい成分です。

しかし、その反面、身体の代謝を調節する甲状腺ホルモンを作るために必要な、ヨウ素の吸収を妨害する働きがあります。

そして、大量に取ることで甲状腺機能低下症を発症する可能性があると言われているんです。

とはいえ、上記のような作用は、自分の体重よりも、かなりの量の大根を一度に食べない限り、現れることはありませんので、ほとんど気にすることはないんです。

【本当？】大根を食べると結石になる？【心配なし】

上記のとおり、大根を食べるとシュウ酸カルシウム結石になるという記事をよく見かけますが、こちらも、結論気にすることはありません。

結石になる理由は、大根には、シュウ酸が含まれていて、体内でカルシウムと結合し、シュウ酸カルシウムとなることが原因で、シュウ酸カルシウム結石になるということです。

しかし、大根に含まれるシュウ酸の量は、ごく微量（ほうれん草の約1/16）ですので、少量与える程度では、ほとんど心配する必要はないんです。

どうしても心配な場合は、シュウ酸は茹でることで減らすことが出来ますので、与える前に大根を茹でるようにしましょう。

犬が大根を食べるときの給与量【肥満に注意です】

犬に大根を与えるときには、給与量に注意しましょう。

与えすぎると、肥満の原因にもなります。

ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして大根を与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。

基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。

ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、大根のエネルギーは、100gあたり18kcalです。

大根は野菜の中でも、かなりヘルシーですが、とはいえ、犬に大根を与えるときは、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。

犬に大根を手作り食で与えてみる

大根を、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。

大根を、小さく切って与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、大根を使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。

＞＞クックパッド（大根の犬ごはん）

犬が大根を食べるQ&A

大根は本体（根）だけではなく、葉部分も食べれる？

はい。食べれます。
大根は、葉部分も栄養豊富です。
実は、本体（根）よりも葉部分のほうが、β-カロテン、ビタミンE、C、K、葉酸などは豊富に含まれており、栄養満点。
とはいえ、愛犬に与えるときは、のどに詰まったりしないように、小さく切ってから与えるようにしましょう。
消化にも良くなりますよ。

大根は生のまま与えても大丈夫？

はい。生でもOKです。
大根を生のまますり下ろして与えると、多くの栄養を取ることが出来るため、最もオススメです。
ちなみに、茹でる、蒸す、焼くなど加熱しても、少し柔らかな食感になって、愛犬の食いつきがいい場合もありますよ。

大根を使った料理は与えても大丈夫？

大丈夫です。
でも、塩分や油脂分が多くなることがあるため、与えすぎ（肥満）に注意しましょう。
人間と同じ味付けは、基本的には、犬には濃すぎます。
大根には、余計な味付けはせずに、生の大根そのまま与えるか、茹でる、蒸す、焼くなど加熱してもOKです。
ちなみに、大根を使った料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。

大根はアレルギーになりやすいの？

大根が、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。

【参考】大根の栄養成分表

参考に、大根の栄養成分を見てみましょう。

ここでは、みなさんがスーパーでよく購入する、一般的な大根と、大根の葉の栄養成分を記載しています。

大根は、本体の根部分だけではなく、葉にも栄養満点ですよ。

なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。

大根本体（根）部分の栄養成分

さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。

大根の葉部分の栄養成分

さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。

【まとめ】犬は大根を食べれます【生でも加熱してもOK、葉も栄養満点】

最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。

上記のとおりです。どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。

愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。