ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
結論から言ってしまうと
β-グルカン、エリタデニン、エルゴステリン、食物繊維など栄養満点。
生だと、うまく消化しきれないことがあります。
食べやすく、消化にも良くなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
塩分や油分、カロリーの多い場合があります。
生のしいたけを、味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がしいたけを食べても大丈夫です
上記のとおりですが、犬がしいたけを食べても大丈夫です。
なぜなら、しいたけには、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。
とはいえ、犬にしいたけを与えるときは、与え方や給与量など注意点がありますので、下記から詳しく見ていきましょう。
犬がしいたけを食べるメリット【栄養満点】
しいたけにはβ-グルカン、エリタデニン、エルゴステリン、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
しいたけのβ-グルカンが、健やかなコンディションを維持します
しいたけには、β-グルカンという成分が含まれています。
β-グルカンは、白血球の細菌やウィルス、がん細胞を食べる能力を高めて、愛犬の健やかなコンディションを維持します。
しいたけのエリタデニンが血液や血管の健康維持に役立ちます
しいたけには、エリタデニンという成分が含まれていて、マッシュルームなどにも含まれています。
エリタデニンは、血液中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれますので、血液や血管の健康維持に役立ちます。
しいたけのエルゴステリンが丈夫な骨を維持します
しいたけなどのキノコ類には、エルゴステリンという成分が含まれています。
エルゴステリンは、ビタミンDと同じような働きをしてくれる成分で、カルシウムとリンの吸収を助け、丈夫な骨を維持してくれます。
しいたけの食物繊維が、腸内の健康を維持してくれます
しいたけには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康を維持してくれます。
しいたけには、ビタミン、ミネラルもバランスよく含まれています!
しいたけには、下記のようにビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの野菜です。
しいたけは水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ
しいたけは、全体の約90%以上が水分です。
また、しいたけはその香りと、ジューシーさから食いつきがよく、犬が大好きな野菜ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。
犬は、しいたけを生では食べられません【消化しにくい】
上記のとおりですが、しいたけを生では食べられません。
これは人間も同じですよね。
詳しくは下記のとおりです。
食物繊維が非常に多く、消化しにくい場合があります。
しいたけは油を吸収しやすいため、犬にとっては、カロリー過多になってしまうかもしれません。
上記から、結論、しいたけは必ず加熱調理して、食べやすいように小さく切ってから与えましょう。
干しシイタケを、そのまま与えるのはオススメしません【お腹でふくらむ】
スーパーでしいたけを購入する場合、干しシイタケの場合もあると思います。
干しシイタケは、かならず、水に戻し、加熱調理してから、愛犬に与えるようにしましょう。
うま味が凝縮しているため美味しいのですが、お腹に入ったときに、水分を吸収してふくらんでしまい、嘔吐してしまう場合があります。
【体験談】私も、過去に愛犬に干しシイタケを細かく切って与えたら、嘔吐してしまったことがあります。
それに、水に戻したほうが、水分をたくさん含んで、水分補給にもなりますし、便も良好になりますよ。
【参考】しいたけのレンチナンに健康効果あり?【実証なし】
レンチナンは、免疫細胞を活性化する目的から、抗がん剤の一種として、がん患者に注射という形で使用されます。
このレンチナン、実はしいたけやマイタケなどに含まれる、β-グルカンから抽出される成分です。
とはいえ、しいたけやマイタケなどを食べただけで、レンチナンによる抗がん作用があるのかと言えば、そういう実証は何もありません。
つまり、あくまでもレンチナンは、注射という形で薬に加工されて使用されますので、しいたけやマイタケなどを食べたからと言って、抗がん作用があるかどうかは分かっておらず、なんとも言えないというのが現状なんです。
しかし、しいたけが栄養満点で、健康維持に効果があるのは間違いありませんので、犬にもオススメの食材です。
犬がしいたけを食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬にしいたけを与えるときには、給与量に注意しましょう。
与えすぎると、肥満の原因にもなります。
ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとしてしいたけを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、しいたけのエネルギーは、100gあたり18kcalです。
しいたけは野菜の中でも、かなりヘルシーですが、とはいえ、犬にしいたけを与えるときは、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬にしいたけを手作り食で与えてみる
しいたけを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
料理サイト「クックパッド」で、しいたけを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
犬がしいたけを食べるQ&A
しいたけは、かさも茎も丸ごとあげても大丈夫?
はい。大丈夫です。
とはいえ、愛犬に与えるときは、消化にいいように、小さく切ってから与えるようにしましょう。
しいたけは生のまま与えても大丈夫?
いいえ。生はNGです。
しいたけは、食物繊維が非常に多いため、生では消化不良になることがあります。
人間が食べるのと同じように、必ず、茹でる、蒸す、加熱するなど加熱してから与えるようにしましょう。
しいたけを使った料理は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、塩分や油脂分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
人間と同じ味付けは、基本的には、犬には濃すぎます。
しいたけには、余計な味付けはせずに、生のしいたけを茹でる、蒸す、焼くなど加熱して与えるのがオススメです。
ちなみに、しいたけを使った料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。
しいたけはアレルギーになりやすいの?
しいたけが、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】しいたけの栄養成分表
参考に、しいたけの栄養成分を見てみましょう。
ここでは、みなさんがスーパーでよく購入する一般的なしいたけの栄養成分を記載しています。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 3g | 飽和脂肪酸 | 0.04g |
脂質 | 0.4g | 不飽和脂肪酸 | 0.16g |
炭水化物 | 4.9g | コレステロール | - |
灰分 | 0.7g | 食物繊維 | 3.5g |
水分 | 91.0g | エネルギー | 18kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | - | ナイアシン | 3.8mg |
ビタミンE | - | 葉酸 | 42μg |
ビタミンB1 | 0.1mg | ナトリウム | 2mg |
ビタミンB2 | 0.19mg | カリウム | 280mg |
ビタミンB6 | 0.11mg | カルシウム | 3mg |
ビタミンC | 10mg | マグネシウム | 14mg |
ビタミンK | - | リン | 73mg |
パントテン酸 | 1.08mg | 鉄 | 0.3mg |
ビタミンD | 2μg |
アミノ酸については下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
イソロイシン | 64mg | バリン | 76mg |
ロイシン | 100mg | ヒスチジン | 38mg |
リジン | 94mg | アルギニン | 86mg |
メチオニン | 24mg | アラニン | 99mg |
シスチン | 33mg | アスパラギン酸 | 130mg |
フェニルアラニン | 63mg | グルタミン酸 | 320mg |
チロシン | 36mg | グリシン | 76mg |
スレオニン | 74mg | プロリン | 56mg |
トリプトファン | 22mg | セリン | 68mg |
【まとめ】犬はしいたけを食べれます【生はNG】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
β-グルカン、エリタデニン、エルゴステリン、食物繊維など栄養満点。
生だと、うまく消化しきれないことがあります。
食べやすく、消化にも良くなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
塩分や油分、カロリーの多い場合があります。
生のしいたけを、味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。