【結論】犬はほうれん草を食べても大丈夫です【生NG、給与量に注意】

上記のとおりです。

結論から言ってしまうと

では、下記から詳しく見ていきましょう。

【結論】犬がほうれん草を食べても大丈夫です【栄養満点】

上記のとおりですが、犬がほうれん草を食べても大丈夫です。

なぜなら、ほうれん草には、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。

とはいえ、犬にほうれん草を与えるときは、与え方や給与量などの注意点もあります。

それでは、下記から詳しく見ていきましょう。

犬がほうれん草を食べるメリット【栄養満点】

ほうれん草には、β-カロテン、ビタミンC、食物繊維、クロロフィル、ゼアキサンチン、ルテイン、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、カリウムなど栄養たっぷり。

では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。

ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。

ほうれん草のβ-カロテンが、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます

ほうれん草は、緑黄色野菜の中でも、β₋カロテンがかなり豊富に含まれています。

β-カロテンは必要に応じて、犬の体の中でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を正常に維持してくれます。

また、体内の活性酸素を除去する働きがありますので、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます。

ほうれん草のビタミンCが、愛犬の健やかなコンディションの維持に役立ちます

ほうれん草には、ビタミンCも、かなり豊富に含まれています。

ビタミンCと言えば、免疫力の維持に役立つことで有名です。

その理由は下記のとおりです。

また、上記以外にも様々な働きがあります。

このようにビタミンCは、愛犬が健康的な毎日を過ごすため、必要不可欠な栄養成分なんです。

ほうれん草に含まれる食物繊維が、腸内の健康を維持します

ほうれん草には、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康や、免疫力の維持に役立ちます。

ほうれん草のクロロフィルが血液の健康を維持します

ほうれん草には、強い抗酸化力を持つクロロフィルという成分が含まれています。

クロロフィルは、緑色の野菜や海藻にも含まれている天然色素で、体内の毒素を排出したり、血中コレステロールを正常に維持してくれる働きがあります。

ほうれん草の、ゼアキサンチン、ルテインが、目の健康維持に役立ちます

ほうれん草には、カロテノイドの黄色い色素成分の一つであるゼアキサンチン、ルテインが豊富に含まれています。

ゼアキサンチンとルテインは、強力な活性酸素除去力があり、目の老化を引き起こす活性酸素を抑えます。

そのため、目を若々しく保ち、視力を正常に維持するなど、目の健康維持に最適です。

ほうれん草には、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのビタミン、ミネラルが豊富です

ほうれん草には、これまでご紹介しました栄養成分のほかにも、下記のようなビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。

ほうれん草は水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ

ほうれん草は、全体の90％以上が水分です。

また、ほうれん草はみずみずしくて柔らかい食感から、好きな犬も多い野菜ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。

【与えるときの注意点①】ほうれん草は、生では食べられません【消化に良くない】

上記のとおりですが、ほうれん草は生では食べられません。

人間が、ほうれん草を食べる時でも同じですよね。茹でたり、炒めたりすると思います。

理由は、生のほうれん草は、消化にあまりよくないからです。

茹でたり、炒めたりすることで、消化にも良くなりますし、食べやすくなって、愛犬の食いつきも良くなりますよ。

【与えるときの注意点②】消化を助けるため、ほうれん草（特に茎）は細かく切って与えましょう【ドッグフードへのトッピングもOK】

上記のとおりですが、愛犬にほうれん草を与えるときには、細かく切って与えるようにしましょう。

ほうれん草は、そのままのサイズでは犬にとっては大きいため、のどに詰まってしまうリスクがあります。

また、大きいままだと消化にも良くないため、細かく切ってあげることで、消化しやすくすることが大切です。

さらに、ほうれん草の茎の部分は繊維質が多く硬いので、特に細かく切ってあげることが大切です。

【本当？】ほうれん草を食べると結石になる？【結論、茹でれば心配なし】

上記のとおり、ほうれん草を食べるとシュウ酸カルシウム結石になるという記事をよく見かけますが、こちらも、結論気にすることはありません。

結石になる理由は、ほうれん草には、シュウ酸が含まれていて、体内でカルシウムと結合しシュウ酸カルシウムとなることが原因で、シュウ酸カルシウム結石になるということです。

しかし、茹でることでシュウ酸を減らすことが出来ますので、さっと2～3分茹でさえすれば、少量のほうれん草を与える程度では、ほとんど心配することはありません。

とはいえ、過去にシュウ酸カルシウム結石になったことがある犬の場合は、シュウ酸カルシウム結石が出来やすい体質になっているかもしれませんので、ほうれん草を食べさせるのはやめておいたほうが無難です。

犬がほうれん草を食べるときの給与量【肥満に注意です】

ほうれん草は、とても風味がよく、好きな犬も多い野菜です。

犬の喜ぶ顔がうれしくて、ついついたくさん与えてしまがちですが、犬にほうれん草を与えるときには、給与量に注意しましょう。

与えすぎると、肥満の原因にもなるからです。

ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとしてほうれん草を与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。

基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。

ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、ほうれん草のエネルギーは、100gあたり25kcalです。

ほうれん草は、野菜の中でもかなりヘルシーですが、犬にほうれん草を与えるときは、少量を細かくして与える程度にしておき、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。

犬にほうれん草を手作り食で与えてみる

ほうれん草を、トッピングやおやつではなく、手作り食として、愛犬に与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。

ほうれん草を、茹でたり炒めたりして、細かく切って与えるだけでも十分おいしいのですが、下記のサイトで、ほうれん草を使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。

＞＞ほうれん草の手作り犬ごはん

犬がほうれん草を食べるQ&A

ほうれん草を、そのまま生であげても大丈夫？

いいえ。NGです。
ほうれん草は、生では消化によくないため食べられません。
必ず、茹でるなど加熱してから耐えるようにしましょう。
また、そのままだと犬にとっては大きすぎるため、のどに詰まってしまいます。
ですので、ほうれん草は細かく切ってから、与えるようにしましょう。

ほうれん草を使った料理は与えても大丈夫？

基本的には大丈夫です。
でも、塩分や油分、糖分が多くなることがあるため、与えすぎ（肥満）に注意しましょう。
人間と同じ味付けは、基本的には、犬には甘すぎますし、濃すぎますので、余計な味付けはオススメできません。
ちなみに、ほうれん草を使った料理は下記のようなものがありますね。
参考にどうぞ。

ほうれん草はアレルギーになりやすいの？

ほうれん草が、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。

【参考】ほうれん草の栄養成分表

参考に、スーパーでもよく売られている、ほうれん草の栄養成分を見てみましょう。

なお、下表は、茹でたほうれん草の場合で、100gあたりの数値で記載しています。

さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。

【まとめ】犬はほうれん草を食べても大丈夫です【生はNG、細かく切ってあげましょう】

最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。

どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。