ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
キシリトール、アントシアニン、ビタミンCなどの栄養満点。
消化にも良くありませんし、のどに詰まってしまうリスクあり。
それは、相当たくさんの量を一度に与えない限り、体には影響がないからです。
とはいえ、イチゴの犬に与えるときは、1~2粒程度にしておきましょう。
のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
イチゴはカロリー控えめですが、とはいえ、与えすぎると肥満の原因になりますし、体にも良くありません。
糖分や油脂分、カロリーの多い場合があります。
味付けせずに、焼くなどそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がイチゴを食べても大丈夫です【栄養満点】
上記のとおりですが、犬がイチゴを食べても大丈夫です。
なぜなら、イチゴには、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。
とはいえ、犬にイチゴを与えるときは、与え方や給与量など注意点がありますので、下記から詳しく見ていきましょう。
犬がイチゴを食べるメリット【栄養満点】
イチゴには、キシリトール、アントシアニン、アスパラギン酸、食物繊維(ペクチン)、ビタミンC、カリウム、葉酸など栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
イチゴに含まれるキシリトールで、歯の健康を維持します
イチゴには、キシリトールという天然の甘み成分が含まれています。
キシリトールは、虫歯の発生を抑制し、歯の健康を維持します。
北欧の小学校では、お昼ごはんのあとに、生徒にイチゴを食べる習慣をつけた結果、歯科検診では生徒の虫歯数が減少したという報告があります。
ただし、キシリトールを抽出して、甘味料として使われたガムやお菓子は厳禁です。
それは、一度にたくさんのキシリトールをとってしまうと、犬の体に良くないからです。
詳しくは、後で解説していますので、参考にご覧ください。
イチゴに含まれているアントシアニンが目の健康を維持します
イチゴには、アントシアニンが含まれています。
アントシアニンは、イチゴだけではなく、ブルーベリーやナス、紫いもなどに含まれているポリフェノールの一種で、紫色の天然色素です。
アントシアニンには、強力な抗酸化力があり、愛犬の健やかなコンディションを維持するほか、目の健康維持、血糖値や血圧の正常維持を助けます。
イチゴのアスパラギン酸が愛犬の疲れにくい体作りに役立ちます
イチゴにはアスパラギン酸が含まれています。
アスパラギン酸は、その名のとおり、アスパラガスから発見された栄養成分です。
アスパラギン酸は、アミノ酸の一種で、疲労物質である乳酸の代謝分解を促すことにより、疲れにくい体や、体力に維持に役立ちます。
また、上記の効果により、アスパラギン酸は栄養ドリンクにも使われています。
さらには、アスパラギン酸は、漢方では免疫力を維持する食材としても考えられています。
しかも、うま味を持つアミノ酸の一種ですので、愛犬の食いつきもいいんです。
イチゴに含まれる食物繊維が、腸内の健康を維持します
イチゴには、水溶性のペクチンという、食物繊維が豊富に含まれています。
ペクチンはコレステロールや糖分の吸収を正常に維持するほか、腸内の善玉菌を活性化してくれますので、愛犬の良好な便通など、腸内の健康を維持してくれます。
イチゴは、ビタミンC、カリウム、葉酸などのビタミン、ミネラルが豊富です
イチゴには、下記のようなビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。
特にビタミンCは、レモンやビタミンCをしのぐほど、豊富に含まれています。
イチゴは水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ
イチゴは、全体の約90%以上が水分です。
また、イチゴはその美味しい甘さから、犬にもとても食いつきがよく、大好きな果物ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。
【結論】犬は、イチゴのヘタは食べられません【果肉は小さく切る】
イチゴを犬に与えるときに気を付けることは、下記のとおりです。
これは人間でも同じで、あまり食べる人はいませんよね。
イチゴのヘタは、硬く消化にも良くありませんし、のどに詰まってしまうリスクがあります。
ですので、ヘタは取り除いてから、与えるようにしましょう。
食べやすくなり、消化にも良くなりますし、のどに詰まってしまう危険もなくなります。
上記から、結論、イチゴを愛犬に与えるときは、ヘタを取り除いて、食べやすいように小さく切って与えましょう。
イチゴに含まれるキシリトールは犬の体に良くないの?【結論、1~2粒なら問題なしです】
イチゴにはキシリトールが含まれています。
キシリトールは、一度に多くとってしまうと、嘔吐や意識障害、動機や震えなどの低血糖、肝障害などがあります。
キシリトールの含まれている食べ物は、イチゴ、カリフラワー、ラズベリー、ナス、レタス、ほうれん草、ニンジン、タマネギなどです。
でも、これらの野菜に含まれるキシリトールは、ほんの少しの量で、ほとんど気にする必要はありません。
本当に危険なのは、これらに含まれているキシリトールよりも、キシリトールを抽出して原料として使用している、キシリトールの凝縮された食べ物です。
例えば、虫歯予防ガムや人間が食べるお菓子、なんと犬用のおやつにも含まれていることがあるというから驚きです。
ちなみに、10kgの中型犬でも1g、ガムは1枚でも中毒症状が出ます。
とはいえ、イチゴ100gに含まれているキシリトールは、40mg程度ですので、中型犬では2.5kgものイチゴを一気に食べないと症状が出ないことになります。
結論、イチゴを愛犬に、1粒、2粒与える程度なら、問題ありませんし、イチゴを食べることで得られる健康維持効果のほうがメリット大ですね。
犬がイチゴを食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬にイチゴを与えるときには、給与量に注意しましょう。
与えすぎると、肥満の原因にもなります。
ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとしてイチゴを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、イチゴのエネルギーは、100gあたり34kcalです。
イチゴは、果物の中でもカロリー控えめです。
とはいえ、犬にイチゴを与えるときは、ひと口程度の少量(1~2粒程度)にとどめておき、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬にイチゴを手作り食で与えてみる
イチゴを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
イチゴを、小さく切って与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、イチゴを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
犬がイチゴを食べるQ&A
イチゴはヘタごとあげても大丈夫?
いいえ。NGです。
イチゴのヘタは硬く、消化にも良くありません。
のどに詰まってしまうこともありますので、絶対に与えないようにしましょう。
イチゴは生のまま与えても大丈夫?
はい。OKです。
ただし、イチゴは、小さく切ってから与えるようにしましょう。
のどに詰まってしまう危険もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなりますよ。
イチゴを使った料理は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、糖分や油脂分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
人間と同じ味付けは、基本的には、犬には甘すぎますし、濃すぎます。
イチゴは、余計な味付けはせずに、生のまま小さく切って与えるのがオススメです。
ちなみに、イチゴを使った料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。
イチゴはアレルギーになりやすいの?
イチゴが、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】イチゴの栄養成分表
参考に、イチゴの栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 0.9g | 飽和脂肪酸 | 0.01g |
脂質 | 0.1g | 不飽和脂肪酸 | 0.06g |
炭水化物 | 8.5g | コレステロール | 0g |
灰分 | 0.5g | 食物繊維 | 1.4g |
水分 | 90.0g | エネルギー | 34kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 18μg | ナイアシン | 0.4mg |
ビタミンE | 0.4mg | 葉酸 | 90μg |
ビタミンB1 | 0.03mg | ナトリウム | - |
ビタミンB2 | 0.02mg | カリウム | 170mg |
ビタミンB6 | 0.04mg | カルシウム | 17mg |
ビタミンC | 62mg | マグネシウム | 13mg |
ビタミンK | - | リン | 31mg |
パントテン酸 | 0.33mg | 鉄 | 0.3mg |
アミノ酸については下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
イソロイシン | 23mg | バリン | 30mg |
ロイシン | 40mg | ヒスチジン | 15mg |
リジン32 | mg | アルギニン | 32mg |
メチオニン | 11mg | アラニン | 41mg |
シスチン | 25mg | アスパラギン酸 | 180mg |
フェニルアラニン | 23mg | グルタミン酸 | 140mg |
チロシン | 13mg | グリシン | 29mg |
スレオニン | 26mg | プロリン | 23mg |
トリプトファン | 7.9mg | セリン | 30mg |
【まとめ】犬はイチゴを食べれます【キシリトールは問題なし、ヘタはNGです】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
キシリトール、アントシアニン、ビタミンCなどの栄養満点。
消化にも良くありませんし、のどに詰まってしまうリスクあり。
それは、相当たくさんの量を一度に与えない限り、体には影響がないからです。
とはいえ、イチゴの犬に与えるときは、1~2粒程度にしておきましょう。
のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
イチゴはカロリー控えめですが、とはいえ、与えすぎると肥満の原因になりますし、体にも良くありません。
糖分や油脂分、カロリーの多い場合があります。
味付けせずに、焼くなどそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。