ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
のどに詰まる心配もなく、消化しやすくなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のさつまいもを加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬がさつまいもを食べても大丈夫です
上記のとおりですが、犬がさつまいもを食べても大丈夫です。
なぜなら、さつまいもには、犬にとって体に良くない成分は含まれていないからです。
下記からは、愛犬がさつまいもを食べるメリットや注意点を見ていきましょう。
犬がさつまいもを食べるメリット【栄養満点】
さつまいもには、ビタミンC、食物繊維、ヤラピン、β-カロテン、クロロゲン酸、アントシアニンなど栄養たっぷり。
特に、ビタミンCの含有量がいも類の中ではトップです。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
さつまいもに含まれている糖質は、良質なエネルギー源になります
さつまいもは、甘くてとても美味しいですよね。
犬にとっても同じで、とても食いつきがよく、ドッグフードの原材料にもよく使われている理由なんです。
また、さつまいもの甘みのもとである糖質が、そのまま愛犬の良質なエネルギー源になってくれます。
さつまいものビタミンCが、健やかなコンディションを維持してくれます
上記でも書いたとおり、さつまいもは、イモ類の中ではビタミンCの含有量がトップです。
しかも、さつまいものビタミンCは、デンプンに包まれているので加熱に強いのが特徴です。
さつまいものビタミンCは、加熱しても90%以上も残ると言われていますので、効率的に吸収でき、愛犬の健やかなコンディションを維持してくれます。
さつまいもの食物繊維とヤラピンが、腸内の健康を維持してくれます
さつまいもには、食物繊維とヤラピンという成分が豊富に含まれています。
ヤラピンとは、さつまいもを切ったときに出てくる白い液に含まれる成分で、便通を促進します。
そのため、食物繊維との相乗効果で、良好な便通など、愛犬の腸内の健康を維持してくれます。
さつまいもには、β-カロテンが豊富。健康な体を維持します
β-カロテンは、にんじんにも含まれている黄色、橙(だいだい)色の色素成分で、さつもいもの黄色みが強いほどその量は多くなります。
β-カロテンには、体内の活性酸素を取り除く抗酸化作用があるため、健康的な体を維持してくれます。
さつまいものクロロゲン酸が、健康的な毎日を維持します
さつまいもには、クロロゲン酸が豊富。
クロロゲン酸はコーヒーにも含まれている健康成分で、ポリフェノールの一種です。
クロロゲン酸には、糖質の吸収を穏やかにして血糖値の上昇を抑えたり、体内の活性酸素を取り除く抗酸化作用があります。
そのため、愛犬の健康的な毎日を維持してくれます。
ちなみに、クロロゲン酸は、皮付きのまま調理することで、さつまいもからの流出を最小限に抑えることが出来ます。
紫いもにはアントシアニンが豊富。愛犬の健康を維持します
紫いも限定ですが、紫いもの色素には、アントシアニンという成分が含まれています。
アントシアニンは、強い抗酸化力を持つポリフェノールの一種ですので、愛犬の健康維持にピッタリです。
さつまいもにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています!
上記で書きましたが、さつまいもには、ビタミンCやカリウムといったビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、栄養たっぷりの野菜です。
ビタミンCに次いで、カリウムは豊富に含まれていて、余分な塩分を体の外へ排出し、血圧を正常に維持してくれます。
さつまいもに含まれるガングリオシドが健康の維持をサポートしてくれます
ガングリオシドは、脳の機能維持や、細胞の正常維持、抗がん作用などで注目されている成分です。
様々な野菜や果物のほか、母乳に含まれていますが、特に豊富に含まれているのが、さつまいもです。
そして、ガングリオシドは、さつまいもの皮の部分に多く含まれていますので、皮付きで加熱して食べるのがオススメです。
愛犬の健康維持にピッタリですね。
では、下記からは、さつまいもを愛犬に与えるときの注意点をチェックしてみましょう。
さつまいもは皮も食べてOKですが、生はオススメしません
さつまいもは皮付きのほうが、栄養分をたっぷりと取ることが出来ます。
そのため、さつまいもは皮付きのまま与えるのがオススメです。
ですが、さつまいもは生のまま与えるのはオススメしません。
理由は下記のとおりです。
上記のとおりですので、さつまいもは茹でたり蒸かしたりするなど加熱してから、愛犬に与えるようにしましょう。
また、さつまいも(特に皮付き)は、加熱して柔らかくしたとしても、小さく切って与えるようにしましょう。
食べやすくなって、消化にも良くなります。
犬がさつまいもを食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬にさつまいもを与えるときには、給与量に注意しましょう。
さつまいもには、糖質が多く含まれていますので、与えすぎると肥満の原因にもなります。
ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして、さつまいもを与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、さつまいものエネルギーは、100gあたり134kcalです。
野菜の中ではカロリーが高めですので、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬にさつまいもを手作り食で与えてみる
さつまいもを、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
さつまいもを切って与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、さつまいもを使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
上記でも解説していますが、さつまいもを皮のまま与えるときには加熱して与えるのが、消化もしやすくオススメですよ。
さつまいもは皮付きのほうが、栄養をたくさん取ることが出来るんです。
犬がさつまいもを食べるQ&A
さつまいもは皮ごとあげても大丈夫?
はい。大丈夫です。
皮付きのほうが栄養をたくさん取ることが出来ます。
また、さつまいもは加熱して与えるようにしましょう。
さつまいもを丸ごと与えても大丈夫?
いいえ。愛犬にさつまいもを丸ごと与えるのはNGです。
大きすぎて、のどに詰まらせてしまうかもしれないからです。
皮付きでOKですが、加熱した後に、小さく切って与えるようにしましょう。
さつまいもの加工品は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、油や糖分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
どうせあげるなら、生のさつまいもを加熱して与えるほうが、フレッシュな栄養分を摂取できますのでオススメですよ。
ちなみに、さつまいもの加工品は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。
さつまいもはアレルギーになりやすいの?
さつまいもは、ドッグフードの原材料にも使われていることからもわかるとおり、特にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
さつまいもを食べてはいけない場合もある?
病気の場合に、制限しなければいけない場合があります。
腎臓や心臓の機能が落ちているときに、さつまいもにも豊富に含まれているカリウムなどの制限があるようです。
また、さつまいもにはシュウ酸が含まれています。
シュウ酸は、ほうれん草にも含まれているのですが、結石が出来たことがある、または出来やすい犬には注意が必要なようです。
いずれに場合でも、動物病院の指示を受けるようにしましょう。
【参考】さつまいもの栄養成分表
参考に、さつまいも(皮付き・蒸かし)の栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 1.2g | 飽和脂肪酸 | 0.03g |
脂質 | 0.2g | 不飽和脂肪酸 | 0.02g |
炭水化物 | 31.9g | コレステロール | 0g |
灰分 | 1.0g | 食物繊維 | 2.3g |
水分 | 65.6g | エネルギー | 134kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 29μg | 葉酸 | 50μg |
ビタミンE | 1.5mg | ナトリウム | 11mg |
ビタミンB1 | 0.11mg | カリウム | 480mg |
ビタミンB2 | 0.04mg | カルシウム | 36mg |
ビタミンB6 | 0.27mg | マグネシウム | 24mg |
ビタミンC | 29mg | リン | 47mg |
パントテン酸 | 0.90mg | 鉄 | 0.6mg |
ナイアシン | 0.8mg | - | - |
【まとめ】犬はさつまいもを食べれます【皮はOK、生はオススメしません】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
のどに詰まる心配もなく、消化しやすくなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
生のさつまいもを加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。