ちゃこ
にっこり3兄弟
上記のとおりです。
イヌニコ管理者ひろし
結論から言ってしまうと
フィトステロール、食物繊維、カリウムなどの栄養満点。
必ず茹でて、加熱して与えましょう。
必ず、皮は剥いてから与えましょう。
のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
塩分や油脂分、カロリーの多い場合があります。
生の里芋を味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
では、下記から詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
【結論】犬が里芋を食べても大丈夫です【栄養満点】
上記のとおりですが、犬が里芋を食べても大丈夫です。
なぜなら、里芋には、犬にとって体に良くない成分は含まれておらず、栄養満点だからです。
とはいえ、犬に里芋を与えるときは、与え方や給与量など注意点がありますので、下記から詳しく見ていきましょう。
犬が里芋を食べるメリット【栄養満点】
里芋には、フィトステロール、食物繊維、カリウムなど栄養たっぷり。
では、具体的に、主な栄養についてみていきましょう。
ちなみに、詳しい栄養成分については、最後で解説していますので、興味のある方は参考にしてくださいね。
里芋のフィトステロールがコレステロールを正常に維持します
里芋にはフィトステロールが含まれています。
フィトステロールは、天然の苦み成分や香りの一種で、血中のコレステロール値を正常に維持する役割があります。
里芋には、ムチン(ガラクタン+グルコマンナン)といった食物繊維が豊富です
里芋には、ムチンというネバネバ成分のもとでもある、食物繊維が豊富に含まれています。
ムチンは、多糖類のガラクタンとグルコマンナンという栄養成分が、たんぱく質と結合したもので、それぞれの役割は下記のとおりです。
里芋は、昔から胃腸や便秘の薬として、日本でも長く愛され、里芋を継続して食べると、胃腸の調子がよくなると言われています。
里芋に含まれるカリウムが、血圧の正常維持に役立ちます
里芋に含まれるカリウムは、利尿作用により、余分な塩分を体の外へ排出し、血圧を正常に維持する役割があります。
里芋は、カリウムの含有量がいも類の中では特に豊富で、100gあたり640mg含まれています。
里芋は水分補給にピッタリ。夏の熱中症対策にオススメ
里芋は、全体の約80%以上が水分です。
また、里芋はもっちりした食感から、犬にもとても食いつきがよく、大好きな野菜ですので、効率的に水分補給ができ、夏の熱中症予防にピッタリです。
【結論】犬は里芋を生では食べられません【皮もNG】
里芋を犬に与えるときに気を付けることは、下記のとおりです。
人間と同じです。
非常に硬く、消化にも良くないからです。
小さくすることで食べやすくなり、消化にも良くなりますし、のどに詰まってしまう危険もなくなります。
上記から、結論、里芋は必ず茹でて加熱して、皮を剥いてから、食べやすいように小さく切って与えましょう。
【事実】里芋が生で食べられない理由【中毒の危険あり】
上記の理由は、下記です。
まず、生の里芋のシュウ酸カルシウムは、針状結晶と言って、拡大鏡で見ると、とがった形をしています。
このとがった状態のシュウ酸カルシウムが、のどや胃の粘膜を荒らしてしまい、中毒を起こしてしまうのです。
ちなみに、シュウ酸カルシウムを減らす方法は、「茹でる」です。
シュウ酸カルシウムは水溶性なので、茹でると水に溶けだすからです。
いわゆる「アク抜き」ですね。
人間も同じで、里芋は生では食べられません。
ちなみに、里芋の皮を剥くときに、手がかゆくなったことはありませんか?
これも、シュウ酸カルシウムの刺激によるものなんです。
次に、生の里芋は、非常に硬く消化にも良くないので、食べられません。
それに、一度茹でないと、皮を剥くのがとても大変なんです。
茹でると、ツルっと簡単に皮を剥くことが出来ますよ。
結論、里芋は、「茹でて加熱して与える」になるんです。
犬が里芋を食べるときの給与量【肥満に注意です】
犬に里芋を与えるときには、給与量に注意しましょう。
与えすぎると、肥満の原因にもなります。
ですので、ドッグフードにトッピングとして与える場合や、おやつとして里芋を与える場合は、その分、主食のドッグフードを減らしてあげる必要があります。
基本的に、ドッグフードは愛犬の1日当たりの摂取カロリーで、給与量を計算しているため、何かおやつやトッピングを追加するということは、その分、カロリー過多ということになるからです。
ちなみに、細かく給与量を計算する必要はありませんが、里芋のエネルギーは、100gあたり58kcalです。
里芋は、イモ類の中ではかなりヘルシーですが、とはいえ、犬に里芋を与えるときは、ドッグフードを含めた、適量を与えるようにしましょうね。
犬に里芋を手作り食で与えてみる
里芋を、トッピングやおやつではなく、手作り食として与えたいとお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
里芋を、茹でて加熱して、小さく切って、与えるだけでも十分おいしいのですが、料理サイト「クックパッド」で、里芋を使った犬の手作り食がありましたので、参考に下記リンクよりご覧くださいね。
犬が里芋を食べるQ&A
里芋は皮ごとあげても大丈夫?
いいえ。NGです。
里芋の皮は硬く、消化にも良くありませんので、必ず皮は剥いて与えるようにしましょう。
里芋は生のまま与えても大丈夫?
いいえ。生では食べられません。
生の里芋は、硬く消化にも良くありませんし、のどや胃の粘膜を荒らしてしまう成分が含まれています。
中毒の危険もありますので、かならず、茹でて加熱してから与えるようにしましょう。
里芋を使った料理は与えても大丈夫?
大丈夫です。
でも、塩分や油脂分が多くなることがあるため、与えすぎ(肥満)に注意しましょう。
人間と同じ味付けは、基本的には、犬には濃すぎます。
里芋には、余計な味付けはせずに、生の里芋を茹でて加熱して与えるのがオススメです。
ちなみに、里芋を使った料理は下記のようなものがありますね。参考にどうぞ。
里芋はアレルギーになりやすいの?
里芋が、特別にアレルギーになりやすいということはありません。
どんな食べ物も、アレルギーになる可能性はありますので、大事なことは、動物病院に相談して、愛犬がアレルギーを引き起こす食べ物を把握しておくことです。
ちなみに、食べ物アレルギーを引き起こしたときの主な症状は下記のとおりです。チェックしておきましょう。
嘔吐、下痢、体をかゆがる、震え、脱毛、皮膚にかき傷がある、外耳炎
【参考】里芋の栄養成分表
参考に、里芋の栄養成分を見てみましょう。
なお、下表は、100gあたりの数値で記載しています。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
たんぱく質 | 1.5g | 飽和脂肪酸 | 0.01g |
脂質 | 0.1g | 不飽和脂肪酸 | 0.03g |
炭水化物 | 13.1g | コレステロール | 0g |
灰分 | 1.2g | 食物繊維 | 2.3g |
水分 | 84.1g | エネルギー | 58kcal |
さらに、ビタミン、ミネラルについては下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
カロテン | 5μg | ナイアシン | 1.0mg |
ビタミンE | 0.6mg | 葉酸 | 30μg |
ビタミンB1 | 0.07mg | ナトリウム | - |
ビタミンB2 | 0.02mg | カリウム | 640mg |
ビタミンB6 | 0.15mg | カルシウム | 10mg |
ビタミンC | 6mg | マグネシウム | 19mg |
ビタミンK | - | リン | 55mg |
パントテン酸 | 0.48mg | 鉄 | 0.5mg |
アミノ酸については下表のとおりです。
成分 | 含有量 | 成分 | 含有量 |
イソロイシン | 88mg | バリン | 140mg |
ロイシン | 210mg | ヒスチジン | 61mg |
リジン | 130mg | アルギニン | 150mg |
メチオニン | 33mg | アラニン | 130mg |
シスチン | 79mg | アスパラギン酸 | 360mg |
フェニルアラニン | 130mg | グルタミン酸 | 270mg |
チロシン | 110mg | グリシン | 130mg |
スレオニン | 110mg | プロリン | 100mg |
トリプトファン | 58mg | セリン | 150mg |
【まとめ】犬は里芋を食べれます【生はNG、皮も食べられません】
最初でも書きましたが、まとめると下記のようになります。
フィトステロール、食物繊維、カリウムなどの栄養満点。
必ず茹でて、加熱して与えましょう。
必ず、皮は剥いてから与えましょう。
のどに詰まってしまう心配もなくなりますし、食べやすく、消化にも良くなります。
与えすぎると肥満の原因になります。
塩分や油脂分、カロリーの多い場合があります。
生の里芋を味付けせずにそのまま加熱して与えるのが、フレッシュな栄養を取れますのでオススメです。
上記のとおりです。
どんな食べ物も、飼い主さんの管理が必要ですね。
愛犬と健やかな毎日を過ごすためにも、飼い主さんが愛犬に与えていいもの、与えてはいけないもの、または与え方を確実に管理してあげましょう。